今年を振り返る(ギター編)
今年は6年振りにギターを再開した。なんとなく「そろそろ久しぶりに触ってみようかな」程度の理由で、2月半ばに弦を張り替えた。中古のエピフォンの黒いSGだ。
ギターを再開するにあたって、特に目標はなかった。昔と同じくらいに弾けるようになるのはそんなに難しくないと思っていたので、新しくギタリストとして生まれ変わりたいなあというようなことを考えたのだ。具体的に言うと、ビート感のあるギタリストになりたかった。
しかし、なによりもまずもう少し指と右手が動かなければ話にならないなあと思い、とりあえずLed Zeppelinの『Good Times Bad Times』、Deep Purpleの『Smoke on the Water』、Black Sabbathの『Iron Man』を手の記憶のままに練習した。気持ちとしてはハードロックよりもハードコアがやりたかったけれど、やっぱりギターを弾くことそのものが楽しかった。指は少しストレッチしたら案外動いて上記3曲はすぐに弾けるようになった。と言っても精度はそこまでではなく、毎日練習しなければなあという感じだった。そんな調子で4月半ばまで2ヶ月ほど弾いていたのだが、仕事がバタバタと忙しくなってしまったり、執筆に時間を割いたりしている内に、だんだんギターを弾かない日が増えていった。そうして、6年振りのギター再開は幕を閉じかけたが、7月の終わりに「やっぱり弾こう!」と思い立ってまた弦を張り替え、今度はHelmetやSoundgarden、それに90年代のオルタナティブをやっていた頃のMetallicaをmimiCopyアプリに入れて、練習。これがめちゃくちゃ楽しかった!僕は今までピッキングの細かいスラッシュメタルをよく弾いていたので、ビートに乗ってリフを弾くというのが物凄く面白かった。特にHelmetを弾くのはかなり楽しくて、このままビートのタメの利いた楽曲をカバーして行こうと思っていた。しかし、群像新人賞の〆切が迫ってしまい、またもギターをお休み。そのまま12月に至る。
もうちょっと頑張らなきゃダメだね。