
大学受験の波乱万丈
もう、時効だと思うので、言っちゃいますが、
30年以上前、私はかなりダメな受験生でした。
受験対策は、ほぼ自力でするはずが、秋ごろ、昼寝ばかりしてあまり進まなかったのも覚えています。もともと、課外活動のほうが好きであちこちで絵ばっかり描いていた高校生だったし、5月に理系志望から、文系志望に転向した。親との確執もけっこう激しく、国立大学か早慶上智でなければ費用を出さない、というのが家庭の進学条件だった。ので、のんびりしていたわけではないのですが、やっぱり不安だったのです。
でも突然、1~2週間だけ、通学電車でも立ったまま勉強するくらい一生懸命になって、英語の頻出問題集を一冊終えたりするとか、よくわかんない集中力はありました。
あと、年を越えた、国立大学の一次試験のあとは、(あまりに数学の点数が悪く)親と喧嘩して祖母のところへプチ家出しなきゃならないことになったり、本命の大学の入試前日には部屋の模様替えをして、机を動かしたりしていました。落ち着かなかったのですね。
それで結果は・・・。たしかに、最初の結果は補欠合格しかなくて、実は予備校の入学金を納めました(笑)。のですが、3月末までには2件合格という逆転劇もあり、奇跡のような傾斜配点で合格した国立の某大学も辞退して、4月には本命のうちのひとつに無事入学できました。※
何が起こるかわかりません、けっきょく、集中力を、必要な勝負時に出せることは大事だと思います。
あと、残酷な真実ですが、努力と結果は必ずしもつながらず、効果的な方向に相応の量の努力を注いだときにだけ、報われる結果を得るものです。
方向違いの努力だと、いくら量をそそいでも徒労なので、量だけでは判断材料になりません。
こんな私がいうのもなんですが、
効率よく、正しいポイントを見つけて、休息も取りながら、努力しましょう。
模擬試験は自信をつけるためのもので、たどると、自信は、本番に落ち着いてむかうときのためのものです。
ある意味、模試なんか、適当に受けていて成績が悪くても(まあこれは極端な言い方ですが )、
本番のとき一回だけでも、そのときまでに実力がついていて、十分に発揮することができれば、合格はあり得ます。
それまでの経緯や偏差値の推移に必要以上にこだわり、振り回されなくても大丈夫です。(不思議な自信がわいてくるように、言っております・笑)
受験生のみなさんは、まだ時間があるので、本番までによいコンディションに自分を調整してくださいね。
※高校3年生の3月、実は、出身高校の卒業文集の編集長も、「文集を作りましょう」と言い出した手前、各所への原稿依頼や収集・企画作業もやっていました。実は卒業式の時点では、ほぼ浪人。
無事、良い大学に受かったから笑える話になったようなものの、大人の視点からすると、かなり不可解な高校生だったとは思います。そりゃ、親の立場だったら、私も、ヤキモキするかも(^^;)。
大学に入るときは、たしかに、補欠合格だったけれど。その後は、恵まれた環境で朝から晩まで勉強にうちこみ、学部卒業時には学科の優等生というウワサがささやかれるくらいまで挽回しました。周りのみんなだって元々の頭はよいはずなのに、当時はバブル景気の頃。遊ぶほうに活躍していた同級生が多い中、つい、マイペースな私が、自分のしたい勉強に夢中になっていたところ、気が付いたときは良い評価が起きていました。
だから、自分のやりようや周囲の評価なんて、どうにでも変えられる可能性はあるかと思います、わりとね。・・10代20代くらいまでの若いうちは。