5歳の息子の学習習慣づくり手伝ってみたVol.5 「~するな!」「~しなさい!」と言ったら負け。怒らなくて良い環境をつくる。
勉強終わったから動画見て良い?とお母さんに聞いて玉砕した息子君。
できれば妻に「今日は見過ぎてるからダメ!」と言わせなくても良いようにと頑張ってみて話。
前回の記事はこちら(意図せず報酬が奪われ、やる気を失った5歳の息子(期待理論モデル×SCCT理論))
1.怒ったら負け
「勉強しなさい!といつも言ってるんですけど、本当しないんですよ・・・」
体験会や相談会にいらっしゃる親御様がよく口にされる言葉だ。
怒られる本人にも問題は確かにあるのだが、本人にだけ原因を求めてもこの手の問題はほとんど解決しない。
「いつも怒らないといけない」のは環境が作られていないからで、環境づくりは大人側の責任範囲だ。
子どもが怒られずに済むように、環境を整える必要がある。
「いつも」同じことで怒らないいけないという事は、子どもにとって必要な環境要因が整っていないと考えた方が前に進む。
「怒ったら負け」というのは、決して我慢しろということではない。
子どもからすると、いつも怒られて嫌な気持ちになるわけで、そういう環境にしてしまった大人側がまずは努力すべきだ。
2.怒られる原因を環境に求める
というわけで、我が家の問題を考えてみる。
息子君の主張は「勉強が終わったから動画をみたい」
妻の主張は「午前中も見ていたから、今日はこれ以上見てはいけない」
これは休日でよく起こるやりとり。
もうすぐ春休みにもなるので、このままいくと毎日のように繰り返されるやりとりになってしまう。
「動画は1時間までね」というルールはあるにはある。
が、息子君はまだ1時間という概念がよく分からないので、
「今日はもう1時間見たから、これ以上はやめておこう」と自分から考えて行動することを求めるのは、まぁ無理がある。
だから、妻が「見て良いよ」「これ以上はダメだよ」と管理してあげている。基本的にはこれでOKだったけれど、お勉強をした報酬として動画を見て良いという話を僕がしてしまったせいで、ここが崩れてしまった。
動画が見れないとなると、じゃあ今日は勉強しないとなってしまってもちょっと困る。
なので、今回は「1日1時間以上タブレットを使えない状態にする」ことで対応することにした。
そうしておけば、どのタイミングでタブレットで遊ぶかは息子君にゆだねられるし、動画の見過ぎ問題も怒る必要がなくなる。
3.iPadのスクリーンタイム機能を使う
iPadのスクリーンタイム機能を使い、制限時間と使える時間帯を調整した。
朝起きてきて、すぐタブレット触るのもちょっとなということで
使用できる時間帯は10時~21時
制限時間は1日1時間と設定した
スクリーンタイムですべてのアプリを対象にしても
なぜか「youtube kids」だけが、対象から外れ、youtubeだけは時間制限がかからないというなぞの現象が発生し、かなり格闘することとなったが
スクリーンタイムの設定を追加し、「youtube kids」だけを対象とするとうまくいった。
何が悪かったのかは、結局よく分からないままだが、とりあえず思うように動いてくれた。
次の日、息子君と妻にこういう設定にしたからねという説明をいれて、これだったら「勉強終わって動画見ても良いよね?」という確認をとり、OKをもらった。
息子君にも「いつ使ってもいいけど、見れなくなったら終わりだからね」と確認をして、運用スタート。
スクリーンタイムもうまく機能し、息子君も自分でやめることができるようになった。
めでたしめでたし。
学習習慣づくりを始めてから3週間が経とうとしていた。
そろそろ習慣化の不安定期に入ってきたなぁと感じる事が出始めてきた。
息子君の学習習慣作りの日々はまだまだ続きそうだ。
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