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ギフテッドって難しい

こんにちは、こここです。
note を始めてみたはいいものの、何から書こうか迷っています。笑
だからまずは、きっかけとなったギフテッドから。

ギフテッド✖️3=???

我が子たちは全員女の子。
ギフテッドとしてメディアに取り上げられるのは男の子が多く、分厚い本の中でしか女の子の例(それも海外)を見つけられませんでした。
ギフテッドを知ってから3年が経ち、今ではギフテッドである女性の大人が各メディアでも見受けられるようなってきたと思います。

本も少しずつ増えてきて、ギフテッド=天才のような間違った解釈は少しですが減ってきたように感じます。(でもまだまだ間違った解釈の方が多いですが…)

これをきっかけに、我が家のギフっこちゃんたちがどのように日々を過ごしているのかお話しできたらと思っています。


きっかけは、3年生の秋。

まずは長女(12歳)の話です。
ある夜、マイクラ(Minecraft)を楽しんでいた最中、
「消して!!全部消して!!!壊して!!!!」
と突然夫にiPadを渡し、叫びながら部屋中をうろうろ歩き回る娘。

キッチンで洗い物をしていた私は、おっと…!いつもと違うぞ…これは何かが起こっている…!と直感し、まずは長女を抱きしめました。大丈夫、大丈夫と落ち着かせ、大好きなMILO(ココアのような飲み物)を飲ませ、やっといつも通りに。

さっきのは何だったのかと思うほどけろっとして、いつもの娘に戻ったのですが、私の頭の中は???。そして、心臓はバックバクでした。

翌日、行き渋りつつも学校へ向かった娘。
長女が家を出た後、担任の先生に昨夜起きたことを説明し、早々にスクールカウンセラーさんと面談することに。


信頼できる大人が必要だった。

スクールカウンセラーさんは、1年生の頃に数回長女と面談をしてくれていたので、様子をすぐに理解してくれました。
そして、「ギフテッドかもしれませんね。とても大人びた考え方をしていて、賢いと感じます。それ故、苦しさが大きいのだと思います。もしかしたら、このまま今の学校で過ごしていくことは難しいかもしれませんね。」とお話ししてくださいました。

私は、今まで気づいてあげられなかったことが申し訳なくて、こんな状態になるほど辛かったのかと、その場で大号泣。

大丈夫ですよ。昨夜の対応で長女ちゃんも安心できたのではないでしょうか。」この言葉に救われました。

そして、「長女ちゃんには、大人の目を増やすことが必要なのかもしれません。それは、見ておく人が必要ということではなく、彼女が信頼する大人の目を増やすということです。」
考えてみると小学校に上がって、関わる大人が減っていた。近くにいる大人を考えてみたら、私たち(夫と私)くらいしか浮かばなかった。

小学校はマンモス校だっただけに、一人ひとりに配慮できている感じがしなかったのも正直なところ。
そのスクールカウンセラーさんだけが、我が家の拠り所になりました。
本当に、この人に救われたと思える、とっても素敵な人でした。


児童精神科へ行く勇気?

受診を勧められて、すぐに予約。それでも受診できるのは2ヶ月後くらいでした。初診のあと更に2ヶ月ほどしてWISC-4の知能検査を受けることになります。

よく、児童精神科へ行くこと自体がハードルになっている親御さんを見かけます。そこへ行くこと自体が恥ずかしい、なんて言われるか怖いなど、様々な気持ちがあると思います。
でも、子供のことを考えたら、一刻も早く専門医を受診して今後について一緒に考えてもらうことをお勧めします。
その間も子供はとてつもない恐怖や不安と戦っているからです。

児童精神科を受診するために、勇気などは必要ないし、恥ずかしいなんて気持ちは一番不要だとすら思います。私はそれほど必死だったんです。

日本では精神科=何かおかしい?というような価値観が強いように思います。他の国ではセラピーとして、もう少し気軽に受けているイメージ。
確かに受診しよう!と気軽に思う専門科ではないですよね。わかります。
でも大なり小なりメンタルの波はみんなにあって、さらにそこに特性が加わると、通常の生活が負担になるんです。

我が子がギフテッドであることがわかってから思うことがあります。
それは、3歳などの小さいうちから「ソーシャル・エモーショナル・ラーニング(SEL)」を学び、自分や周りの事が理解しやすくなるプログラムを受けられていたなら…と。

たぶん、そういう経験があったら当時も、もうすこし楽に過ごせていたんじゃないかと思うこの頃です。


知能検査の受け止め方

長女の検査結果は、こんな感じでした。


 全検査IQ(FSIQ):144
 言語理解(VCI):150
 知覚推理(PRI):132
 ワーキングメモリー(PRI):131
 処理速度(PSI):121


WISCはあくまで個人の知能指数だけをみる検査です。
他にもたくさん、WISCでは測れない事があるということを忘れないでください。

長女の場合、完璧主義という性格もあり、文字をゆっくり綺麗にかきます。それが処理速度(PSI)に影響して差が大きく出ています。
白か黒かの世界で生きているので、グレーもOKなんだという事を身につけられたら、もう少し楽に生活できるということかなと理解しました。

こんな風に、日々の生活を送るためのヒントが得られるというのが、我が家でのWISCのイメージです。

※専門科ではありません。あくまで、我が家の受け止め方です。


長女の小話

アニメや漫画が大好きな長女。
なぜか完結してから長編漫画を揃えようとするのです。
これも完璧主義なのかな?
話の内容が気になりすぎるから、完結してから買いたい!とのこと。
なるほど…。 なるほど?めっちゃ待つじゃん。正直よくわからない。笑
こんな感じで、おもしろいな〜と思わせてくれる子供達に感謝です。


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