エレベーターで乗り合わせた人とその場限りの付き合いがしたい。
これ、私のなりたい私です。
偶然居合わせた人と、まるで知り合いかのように世間話をする。
その場を離れればそれっきり。
こんな風に人と話してみたいんです。
テンション高めで楽しく話をするタイプなのですが、この本来の自分を出せるのは親しい限られた人にだけ。
この人はなんでこんなになれなれしく話しかけてくるんだろう?と思われるのが怖くて、自分からはオープンにはなれません。
高かろうが低かろうが相手の温度感に合わせて話してしまいます。
これはすごく疲れる。
心から安心できる人以外と話すと疲れる。
仲の良い職場の同僚ならいくらでも話せるけど、職場の同僚では話せない。
だから、少し早めに出勤したり、エレベーターではなく階段を利用したり、みんなが使わない廊下を使ってみたり。
偶然、同僚に出くわすことのないような行動をとるようにしています。
こんな感じで自分の心地よい過ごし方をしていたのですが、もう少し人と関わりたいと思える出来事がありました。
(こんなこと思うなんて!と私自身が驚きました笑)
きっかけは私が気軽に話せる同じ部署の60代のベテラン社員さんとの会話。
私が名札に着けていたピンバッチの話から、突然、「あっちのフロアに私と同じくらいの年齢の社員さんいるでしょ!?その方もピンバッチが好きでたくさん着けてるんだって!」と。
あっちのフロアとは業務内容が全く別なので、仕事をするうえで言葉を交わす機会は全くありません。
だからつい、「え?いつの間にあっちのフロアの方と話すようになったんですか?」と聞いてしまいました。笑
そうしたらベテラン社員さんから驚きの返答が!
「偶然エレベーターで乗り合わせただけなんだけどね。だから名前も知らないし、親しいとかではないの。
私くらいの年代(年配)の人って知らない人でもすぐ話しかけるでしょ!?
だからたまたま居合わせただけで話せるのよ。
この方以外にもたくさん話しかけるし、話しかけられることもあるよ。
どうせエレベーター降りたらもう話さないし、相手の名前も知らなくていいのよ。」
相手がどう思ってるかなんて1ミリも考えてない、めちゃくちゃテキトーじゃないか!
と目から鱗が大量に落ちました。笑
自覚はしていましたが、やっぱり私は相手の反応を気にしすぎているみたいですね。
気にしたところで相手の本心はわかるわけないのに。
一度言葉を交わしたら、その人とは長くお付き合いしなくてはいけない。
なーんてことは全くなくて、その時思ったことをそこにいる人に話していい。
だから、マナーを守れば相手の本心を探る必要はない。
最悪、変に思われてもその場限りの付き合いだし、軽い気持ちで会話したらいい。
こんなスタンスのベテラン社員さんを見ていたら、私も気軽にたくさんの人と話してみたくなりました。