元請の辛さ、下請の辛さ
この度4度目の転職をする私。
元請、下請どちらの立場も経験をしてきました。
同じ会社に居ても、元請の立場だったり、下請の立場だったりする事もあります。
元請というのは、お客様からお仕事をいただいている側、下請けというのは元請からお仕事を請け負っている側になります。
下請メインで仕事をしていた頃は、元請の会社から工期を無理強いされたり、値引きを言われたり、現場の仕上がりを厳しくチェックされたり、と
「下請は逆らえないし、元請の言いなりで辛い!」
と感じていました。そして、
「元請は言いたいこと言えて楽そうだな。」
とさえ思っていました。
その後、元請メインの会社に就職。
日々お客様と直接接する元請の営業という立場、下請サイドからは見えない苦労の連続でした。
仕事が順調な時は良いのですが、現場でトラブルが起きると真っ先にお客様は元請の営業に対して不満や怒りをぶつけます。トラブルの原因は、社内の伝達や手配のミスであったり、はたまた下請会社の知識や技術の不足であったり、態度が悪かったり、と様々です。
ですが、原因が何であれ、お客様の怒りの矛先は、会社の窓口として目の前にいる元請の営業にぶつけられるのです。
更に社内では、数字を上げろ、工期を守れ、書類を揃えろ、あれをしろこれをしろと四六時中責め立てられます。
そして必然的に、元請営業の怒りの矛先は下請業者に行ってしまう、という構図です。
元請の苦労も下請の苦労も味わった身として思う事は、「お互いに大変な思いを抱えているんだな」という思いやりの気持ちを持って協力し合えると、より良い関係が築けて、より良い仕事につながっていくのではないかなという事です。
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