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『成瀬は信じた道をいく』宮島未奈

前作の『成瀬は天下を取りにいく』に引き続き、クスッというか、結構口を開けて「あはっ」と笑ってしまうところがあった。

明日から仕事初め、しかも風邪っぽくて友達との予定もドタキャンするという曇りがちな気分のところに、あったかい陽射しがさしたみたいだった。
普段読むのはミステリー系が好きなのだけど、こういうのもいいなあと思った。冬は特に。

成瀬みたいな友達がいたら楽しいだろうなあと思う。ただ、私にも素敵な友達はたくさんいるとも思う。みんなそれぞれ、出会うべき時に出会ったと思うし、やりとりするのは時々でも会えば昔に戻れる。

読書もおんなじようなものかも。女子高生とか女子大生、小、中学生を描写するものは自分にあてはめて「こんな時あったなあ」と思うし、社会人を主人公とする小説も「分かる分かる」と思う。
いろんな世界とか時代に連れてってくれるのが読書の好きなところだな〜と思った夜でした。

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