不幸図鑑①

プロローグ

　人生は幸せに満ちている。それと同時に不幸にも満ちている。
現代の日本において貧困・精神不安など起因して、宗教にすがる者や闇バイトなどの犯罪に手を染める者、社会に対して自分の価値を見出せず自分の命を投げる者が多く存在する。
　その大勢のうちの1人が私だ。勿論、人生不幸しか起きない訳ではないので幸せかと聞かれたら幸せだと答えるし、もう一度人生やり直すかと聞かれたら今の人生を選ぶだろう。しかし、それとこれとは全くの別であり、私にも不幸はあったのだ。
　不幸を不幸のままにしておくとせっかくの経験がなんとなくもったいない気がしたので、この度不幸図鑑を書くことに決めた。どうか自分の不幸と比べながら悲観することなく、過去に起きた笑い話として読んで欲しい。