クリエイティブ会議はリモートで本当に可能か
関東は桜も散り、緊急事態宣言も明けて春本番。打合せは今も100%リモートです。このまま会議室での対面打合せは今後なくなるのかしらねぇ〜と思う今日この頃。
打合せがリモートに変わって良かったこと。悪くなったこと。今日はこのお話。
在宅ワークのテクニック的な話はゆるフリーランス女子部の座談会でお披露目するのでぜひご覧くださいね♪
cm企画の打合せは基本アイデアを持ち寄り。(一、二回目は絵コンテや文字コンテじゃなく、写真に1フレーズとか動画、断片的なものを持ち寄ることも多いです)最低でも2時間が当たり前。長いと3、4時間も。っていうのが普通でした。でもリモートだと通常、1時間。長くても2時間です。この変化はすごく大きいです。しかも移動の時間がゼロ。メイクや着替えもリモートなのでラフラフ。多分4、5時間は時間の余裕ができています。
その余裕ができた分、宿題ができたり、週末にしか行けなかったヨガにも行けたり、真っ当な時間に寝れたり、なにかとメンテナンスに時間のかかるアラフィフにはいいことずくめです。
いいことずくめなんですが。
クリエイティブって言う面ですごくストレスで不完全燃焼というか、物足りないさ…なんか出しきれてないなぁ…って感じることが増えて、焦っています。
いわゆる議論(世間話や無駄話も含め)を重ね行き着く『クリエイティブジャンプ』って言われる発見とか、昇華。がね、リモートだととても出にくい気がします。
誰かがふと漏らした一言や持ってきた一枚の写真がトリガーになってそれまでなかった発想やアイデアがゴゴゴーってできるゾクゾクする感じ。
あのゾクゾクする感じがリモートにはないんです。
私的には一度もないです。
一般的な会議とクリエイティブ会議って大事なところがちょっとだけ違うかもしれない。
COVID-19 を境に始まったクリエイティブのリモート会議。なんだか今ひとつなのよ…。個々が考えてきたことを順番に発表。次回の宿題をCDが指示。これを数回重ねクールに穏やかに出来上がる企画。
まぁ間違いじゃないし、正しいのですが。
全部のアイデアをテーブルに並べるあの超アナログなやり方は認識や問題を共通化するわかりやす〜い方法だったのだと実感しています。それがあるから議論ができる。ジャンプできる。全く新しい目線が生まれる。想像もしない着地点が現れる。アナログ信者ではありませんがこれを解決しないとリモート会議は行き詰まると思います。
リモート会議がもっと進化してヴァーチャル会議ができるようになることでしょうか。クリエイティブにおけるデジタルトランスフォーメーションも始まったばかりですね。
進化は期待するとして、仕事のスタイルが変わった今、このクリエイティブジャンプをいかにリモートでもできるかが本当に課題だと思います。あ、どなたかこの問題を解決する方法、解決した方いらしたら、ぜひ教えてくださいませませ。