キリスト教の「これ忘れられてるんじゃない?」って教義を適当に4つ選んでみた
僕、実は中学高校の6年間ミッションスクール(キリスト教系の学校)に通ってました。
学校では読書の時間ってのがあって強制的に本を読ませられる時間があって、本を読むのが好きではなかった僕は学校には必ず置いてある書籍「聖書」を読んでました。
なので割と聖書に詳しいんですよ。学校の特徴もあってクリスチャンの友達も普通の日本人よりは多いです。
クリスチャンの人たちと話していると「こいつ敬虔な信者ぶってるくせにあの教義忘れてない?」みたいなことが割とあるんですが、その話をしていこうかなと。
【目次】
1. 姦淫してはならない
2. オナニー禁止
3. 金持ち禁止!
4. 天国に近づくと言葉をバラバラにされる設定
1. 姦淫してはならない
キリスト教には基本的な教義に十戒ってやつがあるのですよ。もうこれは絶対やっちゃだめよ!って神様がモーセに言ったやつ。
その十戒の一つに「姦淫してはならない」ってのがあるのですよ。まあ「レイプするな」って意味ならまっとうですよね。
でも、この「姦淫してはならない」をイエス・キリストが以下のように"ちょっと"拡大解釈しちゃうときがあるのですよ。
みだらな思いで他人の妻を見る者はだれでも、既に心の中でその女を犯したのである。
これ聞いたとき、弟子たちは「えっまじかよ...それはキツくない...家族をおいて旅してるしさ、そういう気分になるときくらいあるよ」って思ったはずです。僕も初めて読んだとき「えっマジ!?冗談だよね」とか思ったのですが、そのあとこう続きます。
もし、右の目があなたをつまずかせるなら、えぐり出して捨ててしまいなさい。
体の一部がなくなっても、全身が地獄に投げ込まれない方がましである。もし、右の手があなたをつまずかせるなら、切り取って捨ててしまいなさい。体の一部がなくなっても、全身が地獄に落ちない方がましである。
そうマジなんですよ。
無茶言うなよ...無茶言いすぎて片目のキリスト教徒に出会ったことないですね。これは完全なかったことになってますね。
目をえぐり出すか、地獄に落ちるかってもうこの人のやってることと一緒ですよね...
そして、この教義は時代にマッチしてないのですよね。
当時のイスラエルって12歳くらいで結婚することになっていたようなので、運が良ければ結婚後に第二次性徴を迎える前に結婚していた可能性があったのです。なので他の奥さんに興奮しないことは不可能じゃなかったかも。当時は短命だったろうし。
でも現代ではめっちゃ難しいよね。20代で結婚とか割と早いレベルだからね。コンビニとかでエロ雑誌コーナーに行って人妻特集とかがあれば終わる可能性が高いよね。コンビニに行くだけで、全身が地獄に落ちるか、目玉をくり抜くかの究極の二択を責められる。こんなことで目玉をくり抜く人が出てきたら、コンビニ店長もさすがに可哀相だし、何よりその女性が気の毒。
ちなみにこれFANZA(同人編)の人気ジャンルなんですが...
男女ともに「寝取り・寝取られ」が一位なんですよねwみんな好きってことですね。FANZAを見るか目玉をくり抜くか選択しないといけないですね。
2. オナニー禁止
オナニーの語源にもなっているオナンってやつが聖書にいるんですよ。
オナンは ... 性交の際、故意に精液を地に漏らした(創世記38:9)。これは神の意に反することであったので、オナンは神により処刑された(創世記38:10、46:12、民数記26:19)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%8A%E3%83%B3
精液を地に漏らしただけで処刑されるなら僕は今noteなんて書いてない!!
「地に漏らしただけ」というのは無駄にしたという意味だと思われます。なので、コンドームとかも使っちゃだめですね。オナニーもだめですね。「産めよ増やせよ」という神の意に反するってことなのですね。
厳しすぎるんで、これも無かったことになってますね。普通に彼らはコンドーム使ってますしオナニーもしている。AVもちゃんと見てるよ。
3. 金持ち禁止!
ぼくが一番好きな聖書のことばがあります。
「金持ちが天の国に入るのは、ラクダが針の穴を通るよりも難しい」
ってやつです。例えが天才的すぎてイエス・キリストを好きにならざるを得ない。めっちゃ敬虔な人がいて彼に対して上の言葉を言うんですよ。「おっ君ええ感じやん!天の国までもう一歩だよ!あーでもお金はだめだよ!」みたいに。
当時も今もですが金持ちって嫌われるんですよね。当時は階級制だったので余計嫌われていたかも知れないですね。金持ちを忌み嫌ったのって正直なところ当時のマーケティング戦略だったと思うんですよ。庶民の味方をして金持ちを仮想敵にした。
まあそれはいいとして...彼が金持ちがだめって言ったのって「他の人に施せよ」って意味もあったと思うんですよ。じゃあ、もはや日本に生まれた時点でハードモードじゃね?と。
月収20万円で月に1000円余ったとしてもその1000円で恵まれない人たちを救えてしまう...月収20万円は世界的に見たら金持ちだ...日本では貧乏でも金持ちなの...ラクダを針の穴に通す練習でもしよう!
そして、資本主義の思想って実はキリスト教的という矛盾がはらんでいるのですよ。資本主義とグローバリゼーションによって貧富の差が縮まり多くの人が救われたはずなのですよ。ファクトフルネスに書いてるよね。資本主義こそ人を救う最高の仕組みだった可能性があるわけですよね。
つまり、金持ちを推奨する仕組みが多くの人を救ってしまったという不都合な事実があるのですよ。これは現代のキリスト教ではなかったことになってますね。
いいたとえ話はできても経済までは分からなかったのですね。彼は全知全能じゃないから仕方ない。
4. 天国に近づくと言葉をバラバラにされる設定
聖書には高すぎる建物(バベルの塔)を作ろうとしたら神様にめっちゃ怒られる回があります。
「神なめてると怒るぞ!人間の協力プレイがよくないね。同じ言葉を話せないようにしちゃおっか」みたいになって結果的に人類は統一した言語を失います。
聖書によるとバベルの塔は2,500mくらいだったらしいです。いや、高すぎるだろ。スカイツリーでも634mですからね。当時レンガで作っていたらしいので、物理的に不可能な気はしますが、それはまあ良いこととしましょう。
さあ、我々の街と塔を作ろう。塔の先が天に届くほどの。あらゆる地に散って、消え去ることのないように、我々の為に名をあげよう
と人間が言ったせいでめっちゃ怒られたらしいんですが、人工衛星とかやばくないかなって...
めっちゃ天に届いてるんじゃないのか。2,500mなんてものじゃないよ。もっと上空飛んでるよね。さすがにアウトな気がするんですが、まだ言語がバラバラにされていないので不思議です。
飛行機に乗る前にキリスト教徒が「最悪、言語バラバラになるかもね...入国審査が心配...」みたいなこと言ってるところを聞いてみたい。
緩くないと宗教は生き残れない
こんな感じで実はキリスト教ってこんなに変わった教義があるんですよって話でした。
一応言っておくと別にキリスト教やクリスチャンを批判しているんじゃないですからね。むしろ褒めてる。
ある程度ゆるくないと時代の変化についていけず宗教って存在感なくすからね。キリスト教の本当に大事な教義って「隣人愛」とかだから、生き残るためならその他は最悪捨てていくくらいのほうが良いと思いますね。