ラグビーと英語のこと。

現在は２０２４年。この文章は２０２０年に執筆したものです。こんな出だしばかりですみません。
ラグビーが大好きで、英語が超苦手な私が国際交流をしてみようと思い立った話です。
今思えば、少し無謀な挑戦だったかもしれません。でも楽しかったから、まあいいかという気持ちです、
 
以下、２０２０年に私が気ままに、思うままに書いた文章です。読んでいただけるとうれしいです。
 
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ラグビーと英語のこと。
 
昨年、日本で開催されたラグビーワールドカップを観戦に行くときに、私なりに気にかかったのは、外国から来られる観戦者とコミュニケーションが取れるのかどうかということであった。
コミュニケーションも何も英語が全くといっていいほど話せないのだから、それこそ話にならない。
 
そこで、英語の勉強をしようと思い立った。
思い立ったのが開幕の半年前なので大概、泥縄である。
 
勉強するといっても英会話教室に通うような時間もお金も気力もない。そこで、今どきのアプリで英語の勉強をしようと考えた。
私は年齢の割にはスマホやＰＣを見ている時間が長い方だと思う。それを利用しない手はないだろうと思った。
グーグルプレイでレビューを参考に良さそうなアプリをインストールした。そこから毎日勉強していたわけだが、何しろ英語の勉強なんて学生生活を送っていた時期でさえ適当にやっていた。単位が取れればいいくらいに思っていた。ましてや、この年になっての英語学習は大変である。
三人称単数＋動詞にｓやｅｓが付くことさえ忘れていた。もっと学生時代に真剣に勉強しておけばよかったと心の底からそう思った。
 
 
後悔先に立たず。
 
今さらはるか昔のことを悔やんでも仕方がないので、とりあえず毎日アプリで勉強することにした。勉強を進めていくにつれ古い記憶がよみがえり、そういえばこういうことだったなと思うことが増えてきた。シナプスがつながった瞬間である。少しだけ聞き取れたり文章を組み立てたりが出来るようになり、勉強すればできるんじゃん♪と少し嬉しかったりもした。
 
折り紙で鶴や風船などを折り、渡せるように準備もした。１００円ショップで扇子やお箸や和風の鏡、手ぬぐいなど買い求め、日本の記念におみやげを渡す用意もした。
 
そして、いよいよラグビーワールドカップ観戦の日がやってきた。
隣に座った海外からの旅行者から渡していこうと思っていたが、隣は日本人の女性だった。では、周りの方にと思ったが、日本人が多い。
 
それよりも何よりも、私は結構な人見知りである。初対面の外国の方と気軽に話が出来るようなコミュニケーションスキルは持っていない。そもそも日本人とのコミュニケーションすら随分怪しい。割と近くにイタリアのご一行がいたのだが、彼らのテンションはとても高い。コミュニケーション能力に難ありの私ではとても話しかけることはできなかった。
 
大誤算であった。
 
第１日目は隣の日本人の女性と話をして「今度はトップリーグの試合でお会いしましょう」と言って終了した。（※注：２０２２年からはリーグワンです）
 
おみやげの出番無しである。
 
スタジアムで４試合観戦したが、渡せたお土産はわずかに５つほど、折り紙は子どもさんたちに渡したが、それでも１０を少し超えるくらいしか渡せなかったと思う。
 
親子で来ていた少年の「勝利」と書いてあるはちまきが、上下逆さまだったのをつたない英語で教えて、「Ｔｈａｎｋｙｏｕ」とお礼を言われたときに、折り紙とご両親にお土産を渡して喜んでいただいた。
 
隣のブースのイングランドのユニフォームを召したご婦人方に、ジャパニーズ折り紙のＣｒａｎｅですと渡して「折り紙すごいですね」と言っていただけた。
 
試合後、前を歩いていたお父さんに抱っこされていた女の子にこっそり鶴と風船の折り紙を渡し、「ワオ！」と言ってもらえた。あの子は人形のようにとてもかわいい子だった。
ほんのわずかな国際交流だったが、どの出会いも楽しかった。
 
それにしても、己のコミュニケーションスキルのなさを甘く見すぎていた。日本人ともまともなコミュニケーションを取れない自分が、初対面の外国人と、ましてや、私の英語力で話せるはずなどないことに 「な ぜ 気 づ か な い」
 
これはもうワールドカップ－ハイだったとしか思えない。
 
ラグビーワールドカップはもちろんとても楽しかったし、とても良い試合を見ることが出来た。
私の２０１９ＲＷＣただ一つの後悔は、折角の国際交流の機会を活かせなかったことである。
 
またしても、後悔先に立たず。
 
英語の勉強はまだ続けている。
最近では少し難しい構文も解けるようになり、リスニングもまあまあできるようになってきた。楽しく学ぶことが出来ている。いくつになっても勉強するのに遅いことはないのだということも知った。
 
今なら、もう少しうまく外国の方とコミュニケーションが取れる「かもしれない」
２０１９年でＲＷＣの楽しみ方も分かった。
 
だから、次のラグビーワールドカップを「早いうちに」「再び」「日本に」招致して欲しい。してください。お願いします。男子１５人制ももちろんだが、女子１５人制も、男女ともに７人制も。　
 
ラグビー関係の偉い方々（誰なん？）よろしくお願いいたします。
 
 
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以下、２０２４年に戻ります。
２０２４年の現在も英語は続けています。
いつか来るワールドカップのために。（来るのか？）
次のラグビーワールドカップは２０２７年オーストラリアですが、行くのか？行けるのか？
行けないだろうな。
人見知り発動しそうだし、無理だよなあととても弱気です。

ちなみに、英語の勉強を始めてから、テレビでラグビー中継を見る際に、レフェリーとTMOの会話が聞き取れるようになっていて、自分でもちょっと驚いています。