賢治さんに会いに…その2 ♡本の中を旅する
映画『銀河鉄道の父』をきっかけに、にわか宮沢賢治ファンになった。(もちろん、原作も読んだ)
その1では、『林風舎』を訪ねたことを記した。
2023年が賢治没後90年だったこともあり、様々なところで、賢治さんが取り上げられた。
地元の短大で開催する生涯学習の講座に、『宮沢賢治の作品をひもとく』を見つけた。
すぐに申し込みメールを送信。
さて、当日…
開始時間より20分ほど早く到着。
教室に入る。
誰もいない。
しばらく、窓際でボーッと外を眺める。
5分前になった…
誰も来ない…
バタバタと靴音がして、男性が教室に入ってきた。
担当の方曰く…
「3名の申込みがあったが、今日、2名から欠席の連絡があった」と…
こうして、教授と私の一対一の(私にとっては贅沢な)賢治さんの作品をひもとく講義が始まった。
取り上げられた作品は、
『注文の多い料理点』
『毒もみの好きな署長さん』
の、ニ作品。
作品の解釈や考察はもとより、
資料の最後のページにあった「本を読むとは…」の項目に心が躍った。
『本を読んだ後に、登場する地名や街などを調べ、訪れてみたい気持ちが出てくる』
訪れてみたい気持ちが出てくる…
訪れてみたい気持ちが出てきて、
私は、賢治さんに会いに来ている。
賢治さんに会いに…
来て良かった。