ゴミ袋

先日、ウォーキングに出たら、後ろから来た自転車が、隣のマンションの前で停まって、なんかビニール袋をガサゴソやっている。
何してんだろ？と思ったら、ゴミ出しされている袋から、フライパンを取り出して、自分の自転車のカゴに入れている。カゴのなかには、他にも数個のフライパンが入っていた。
そうか、今日不燃物の日か。
このひと、ひとがゴミに出したフライパンを集めて、多分金屑屋さんに持ってって、お金に変えているんだろう。
私が追い越して、振り返りざまに見ると、そのひと(おばさん)は慌てた様子で自転車を繰り、逆方向に去っていった。
何個もフライパンが入っているということは、何箇所もゴミ捨て場を漁ったんだろうね。

ゴミってさ、出したらそのひとの所有物じゃなくなるのかな？
でも普通に、出したゴミ袋を開けられて、中身を取り出されるなんてこと、ひとの性分としてあってはならないような気がする。
まして、小遣い稼ぎのためだなんて。

もし、あのとき開けられたゴミ袋が私のものだったら、私は相当に怒ったと思う。
他人の出したゴミ袋でさえ、開けられて中身を取り出されてるのを見て、不快だった。

そういうことをやろうと、よく思い付くよね。
よく実行できるよね。
すごく、恥ずかしい行為だと思うんだけど。

うちの地区は土曜日にビン・缶出すんだけど、実は、ホームレスのおじいさんが、リヤカーで各所に出してある缶を片っ端から自分の袋に入れてまわってるのを何回か見ていて、何とも言えない気持ちになる。何百円になるのか知らないけど、区の回収業者さんが来る前の2時間くらいで、相当な量を拾い集めてる。

気持ち悪いな、と感じる。
でも、どこか、ホームレスのひとのやることだからなって、それ以上は考えないようにしてる。

だけど、フライパンを盗んでいくひとは、明らかに主婦だ。
旦那さんや家族は知ってるんだろうか。
ゴミに出されたものだから勝手に持ち帰っても良いと思ってるんだろうか。
フライパン集めて回らないといけないほど、お金に困ってるんだろうか。
ほんとうに世の中には、信じられないようなことを平然とやってのけるひとが居るんだね。

ゴミ袋って、誰のもの？

読んでくださって、ありがとうございました。
また明日。
おやすみなさい。