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TableauとPower BIの違い

コグラフデータ事業部のモロズミです。

今回は、BI(Business Intelligence:ビジネスインテリジェンス)の代表的なツールのPower BIとTableauについて比較し、それぞれのツールがどのように活用されているかについて解説します。


Tableauの特徴

Tableauの特徴は、精巧かつ柔軟なデザイン性に優れたツールであることと、優れた制作物を作ることを支援する制作者同士の交流が存在することです。

Tableauは、質的な値のディメンションと量的な値のメジャーを組み合わせて直観的な理解を促すデザインを作ることに適しています。

公式サイトでは、状況に応じたグラフの種類の選定や、色やアニメーションといったデザイン要素に関する資料も豊富に掲載されています。

データの羅列を単に見せるのではなく、ストーリー性のあるプレゼン資料を作成するうえでも役立ちます。

Tableauはいろいろな種類のデータソースと連携できます。そのため、複数の素材から一つの成果物へと情報をまとめることにも向いています。

Tableauの公式サイトは、Creator向けに数十分で見ることができる基礎的なツールの使い方を説明する無料の動画コースも提供しています。

公式は優れたデータビジュアライゼーションの事例なども紹介しています。

Tableauはコミュニティも充実しており、質問や意見交換、お互いの作品から学ぶといった交流もできます。

Tableauはデザインツールとしても環境としても洗練されているといえます。


Power BIの特徴

Power BIは、ExcelやAzureなどの他のMicrosoft製品と関連性が強く、円滑に連携することができます。

Excelとの連携では、既存のExcelファイルを再利用し、Power BIに展開して、RやPythonのスクリプトを活用したデータの集計加工や、複数のテーブルを組み合わせたダッシュボードの開発へと拡張できます。

Azureとの連携では、Azureに格納したデータのビジュアライゼーションや、機械学習やAI技術を活用したデータ分析、Microsoft製品で統一させることでセキュリティやコンプライアンスの観点から安全性の高い運用が可能です。

Power BIの操作は、Excelでのデータの集計やグラフの作成と似ているため、Excelに使い慣れている方にとってPower BIも使いやすい可能性が高いです。

TableauとPower BIを使う場面

TableauとPower BIを使う場面として、以下のようなシーンが考えられます。

Tableauを使う場面は、データからストーリー性のあるプレゼンテーションを作る場面や、洗練されたデザインのダッシュボードを作る場面があります。

Power BIを使う場面は、仕事の現場で組織内にMicrosoftユーザが多いことで使いやすい場合や、Azure上でデータ基盤を構築している場面があります。

分析や可視化の対象となるデータの大きさや、使用するユーザの人数など、組織の状況に応じたツールの選定が必要な場合もあります。

TableauとPower BIの料金表は下記のページになります。予算やコストなどのプロジェクトの制約条件によっても最適なツールが変わる場合もあります。

データに関する多様な企業や仕事で貢献するためには、TableauもPower BIも両方とも活用できた方が望ましいです。

どちらのツールも使えたうえで、顧客のニーズや仕事の目的に応じた適切な手法を判断する能力は武器になります。

他のBIツールにも興味のある方は、Lookerとtableauの比較記事もあるので、ぜひご覧ください!


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