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【初期作品を、改めて堪能】
時間を持て余している。
いや、実は、考えないといけないことは、こんな事態の真っ只中でも、嬉しことに山程ある。
寧ろ普段の To Do に加えて、会社の経営の事を考えると、すでに申請した融資のことにしても、さらなる給付金のことにしても「公のパンフレット」を読めば読むほど、まぁ気が滅入る。
目の前はなんとかなるけど、結局は借金だからね。助けてくれた訳じゃない。問題を先送りにしただけな気がしてならない。結局は自分でなんとかするしかない。こんな悲惨な国、もう嫌気がさす。
そんな気分しか湧いてこないので、そこに蓋をして過ごす時間を多く作っている。
自宅待機な日常になってから、毎日映画を2〜3作品観ている。当初は前に書いたように「任侠モノ」を貪り、その流れでは、今は勝新太郎「座頭市」シリーズにハマっている。
「任侠モノ」で、精神安定を図りつつ、次に「超有名監督の初期作品」縛りで振り返ってみようと、ふと思いついた。
「フランシス・フォード・コッポラ」「アルフレッド・ヒッチコック」「マーティン・スコセッシ」「スタンリー・キューブリック」「リドリー・スコット」「オリヴァー・ストーン」「ヴィム・ヴェンダース」「ジム・ジャームッシュ」「スティーブンスピルバーグ」などなど、ジャンルも時代もバラバラだが、所謂誰もが知っている監督の初期作品を、まぁ今の気分で見返してみても、なんか発見があって面白いかなと。
勿論、Netflixやamazon prime等にないものもあるので「初期縛り」といってもそんなにシビアにしてはいないが「そうだ、あの監督の初期探ってみよう」ってな気楽さで毎晩を過ごしている。
そして、まさに発見の連続。
今は超大御所監督だとしても、やっぱりその「初期作品」には、なんというか「エネルギーのほとばしり」というか「突出した欲の爆発」みたいなものを感じられて実に面白い。
スピルバーグの「激突」"Duel" なんて、その最たるもの。ワンアイデアを貫くその強靭さに、まざまざと魅せられる。中学生時代に観た時よりも、よっぽど、今観て楽しめたわぁ。やっぱ、すごい、映画って。
「これを描くんだ!!」というシンプルで強い意志を貫くことを大切にしたいと改めて思う、2020年の5月の夜長なのでありました。
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