結婚式は、本当にやりたいことですか?
最近、周りで結婚する人が増えてきて、強く思うことが多いのでメモをば。
今の結婚式って、本当にやるだけの価値のある重要な行事なんだろうか。何度か結婚式なるものに参加してみたことはあるけれど、正直あまり価値を感じない。(もちろんお祝いするが)
300,500万円のお金をかけること自体は悪いとは思わないけど、ほぼ全員が全く同じ内容で同じコンテンツで、本当に式が必要なのか?考えたことはないのだろうか。
例えば、ファーストバイト。
ケーキ入刀ではじめての共同作業をお祝いし、最初は絶対に夫から妻へ「小さいスプーン」から始まる。小さいスプーンで可愛く食べさせた後に、「どデカイスプーンで妻が夫に食べさせる」という一連の流れはほぼ全ての結婚式で見る流れだ。
もうね、ダチョウ倶楽部の「熱湯コント」をみてるような気分だよ。なんでみーーーんなおんなじ流れをやりたがるのかなぁ。確かにそれ自体は面白いけれど、5回も6回も周りの人の結婚式を見てると流石に飽きる。汗
あと、みーんな教会の結婚式が好きだよね。
日本人って全員キリスト教だったっけ?って思うほど謎。まあクリスマスでキリストの生誕を祝った1週間後には、初詣で神に1年間の願いを5円で叶えにいくのだから、ありっちゃありなんだが。。。(もちろん本質的にはそういう意図でみんなやってないことは知っている)
ウェディングドレスを着て、会ったことも行ったこともない教会に行き、誓いを立てて、歩くのがみんな好きなのだ。
一方で、親御さんのスピーチや同僚たちによる出し物は面白い。
この辺りは割とうるっとくるし、出し物も非常にクオリティの高いものもあったり、本当にその人をお祝いしたい気持ちが伝わってくるから結構好きだったりする。
職場の上司がきている場合は、人生についての話をうまい具合にまとめたキレのあるスピーチが聴ける時もある。本当に上手い人のスピーチは校長先生のながーい話の100倍もタメになるし本質を突いていて面白い。
とまあ多少の違いはありつつも結婚式の流れ・コンテンツはほぼ同じだなぁと思っている。
その上で私が一番疑問なのは、「こうしたコンテンツに数百万円をかける価値があるのか」という事である。
別に1万,10万円くらいでできるならここまで書き立てるほどのものじゃあない。でも、数百万円は普通の人にとって無視できないほどの大金だと思ってる。
そういう結婚式のお金について意見をすると、「一生に一度の大切なイベントだから、これくらいは当然だ」と思う人も多いかもしれない。確かに結婚はだいたい一生に一度、自分の今後が大きく変わる転換点である事は間違いない。
そういう方には一度考えてみてほしい。「結婚式をなんのためにやりたいか」は本当に明確なのだろうか。
ドレスをきて教会に行ってみたい?
「おめでとう、幸せになってね」とお祝いしてもらいたい?
家族や友人、職場の人など周りの人に結婚することを伝えたい?
人生に一度でいいから主役として注目を浴びてみたい?
こうした気持ち自体は否定するつもりはない。むしろ純粋で非常に尊いものだと思う。ただね、その気持ちを実現する方法が本当に「現在の結婚式」なのかな?
遠方から親戚や友達をわざわざ新幹線に乗せて、新しいドレスやスーツをきてもらって3万円、5万円と非常に大金なご祝儀を持ってきてもらって、ずーっと拍手して席に座って、ドレスを見て、話を聞いてもらいたいのかい?
それは本当に周りの人に「お祝い」をしてもらってるのかな?
もっと素敵でみんながわあっと楽しくなる方法ってないのかな?
例えば自腹で100万円も使えば、ご祝儀を全くもらわなくても100人の友達に高級なレストラン1万円コースを奢ってあげる事だってできる。
「今日は私たちの奢りだよ!みんなで盛大に祝って、楽しく飲んで行ってほしい!」みたいな式の方が自分も周りもハッピーになるんじゃないだろうか。
もしくは式をあげなければ同じ費用で「世界一周ハネムーン」で二人だけで盛大に祝うこともできる気がする。(多少はみ出るかもだが)
2,300万円あれば将来の家を買うときにグレードを1つあげたり、子供を私立に行かせたり、いろんな選択肢を取ることもできる。
これはあくまで個人の意見だし、人に押し付ける気はありません。
ただ、世の中にもうちょっと訴えかけてみたい。
大勢の人とお金を巻き込んでやる程、「今の結婚式」をやりたいと思っていますか?
それだけのお金と時間、お祝いしてくれる人がいるなら、もっともっとベストな門出を作ることができるんじゃないだろうか。
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