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【イベント編】カフェレスショー@横浜パシフィコ
コロナの影響で多くの展示会が中止、もしくは延期になりました。恒例のカフェレスショーも延期になり10月5日〜7日に開催されました
会場はパシフィコ横浜、いつもは桜木町から徒歩ですが結構遠い。そこで夏から運用開始になった連結バスで横浜駅からパシフィコ横浜まで移動です。
名前のBAYSIDE BLUEキレイなブルーのバス。中のデザインは一般的なバスと同じですね。でも運転するの大変そうです。長さが一般的なバスの1.5倍くらいかな
平日の昼間、車内はガラガラでした
カフェレスショーは3年ぶりです。
ころなの影響なのか、出展社も少ない感じ。来場者も少ないです
今回の目的は仲間の出展を見ることです。
■オーツミルク
最初に会場にはいって見たのがオーツミルクのブース。
イギリス発の「マイナーフィギュアズ」。世界初の有機オーガニック認証だそうです。
ブルーボトルコーヒーに使っているのもこのブランドだそうです。
実際に飲んでみると大麦は馴染みのない風味です
あるバリスタによるとイギリスでは豆乳よりオーツの方がポピュラーになりつつあるそうです。欧米人にとっては豆乳より大麦の方が馴染みがあるのかもしれません
■全自動エスプレッソマシン
会場で目についたのが液晶パネル付きの全自動エスプレッソマシン。これ一台でエスプレッソやミルクビバレッジに対応しています。
写真はイタリアンバールなどでよく見るCIMBALI社
これ以外にもFRNAKE(スイス)、BREWMATIC(スイス)なども同様なタイプが展示されています。
オフィス、カフェ、レストランなどの利用が増えそうです
突然このショーにコーヒーの焙煎機が展示されています
GIESENは焙煎士の世界大会でも使われている機械です。
過去にカフェレスショーで焙煎機みた記憶がありませんが、出てたのかな?
アイスクリーム用のロボットアーム。一台100万円だそうです。写っているくまモンはマシンの後ろのあった置物です
スペシャリティーコーヒー専門店の多くで使われているマルゾッコの新製品
会期中はホシカワカフェ(熊谷)のオーナーバリスタが美味しいエスプレッソを淹れてくれます。特徴的なのはカップをおいている左手がスケールになっていること。フィルターに豆をセットしてそこに置くと重さが上部にデジタル表記されます。そしてその重さに合った抽出量が表示されます。
コーヒー抽出マシンGINAの展示
2018年のワールドビューワーズカップでスイス在住のエミさんが世界一になったときに使われた機器です
■堀口珈琲
コーヒーの名店、堀口珈琲さん。毎年出展しているのですがことしはブースが小さいですね。
4.45円/gで焙煎豆を提供するというわかりやすいプレゼンです。堀口さんご本人もブースで説明されてました。
一般的なコーヒーカップだと10~13gくらいの豆つかいます。
Withコロナならではのブースを発見。飲食店では必須になった飛沫防止パネルスタンド。これが不要になるのはいつなんでしょうか。早く来てほしいですね
■バリスタグランプリ2020
毎年開催されるバリスタグランプリ。スペシャリティーコーヒーの世界ではJBCと呼ばれる大会がありますが、こちらはイタリアンバールなどで活躍するバリスタの大会です。友だちの広尾のあるバリスタはこの大会の審査員をしています
以前に見た大会では指定されたミルクビバレッジを規定時間なに規定杯数をどれくらい同じ品質でサービスできるかを競っていたのですが、久しぶりに見てビックリ
審査員がまったく異なるドリンクをオーダーしてバリスタはそれに対応することが求められます。
たとえばオーツミルクを使ったシェケラート、甘さ控えめのカプチーノなど。
それぞれを2杯つくってその違いも比較されます。
うーん大変だ。バリスタの適応力も試されます。
因みに今回女性バリスタが優勝でした。
■ボンタイン珈琲
今回の目的に一つは名古屋のボンタイン珈琲さん。
素晴らしい焙煎豆や今コーヒー業界で有名な手挽きミルのコマンダンテの輸入元でもあります。
コロナ以前は毎月素晴らしいコーヒーのカッピングを開催していました。
懐かしい、普段なかなか手に入らないCOEなどのTop of topの豆が試飲できました
今回見たかったのがこれです。
ネスプレッソ用のコーヒーカプセル
有名なCuppingRoom(香港)とのコラボカプセル
パッケージに記載のあるYOSHI KATOはボンタイン珈琲の加藤社長。加藤さんはWBC(WorldBaristaChampion)の国際審査員。なんと世界大会のジャッジなんです。素晴らしいコーヒーを販売するCuppingRoomと加藤さんのコラボ。今回は試飲できませんでしたが、是非飲んでみたいですね。
日本ではネスプレッソ用カプセルは純正品しか販売されていないのですが、英国では有名バリスタのカプセルも販売されています。
日本でもこの波がくるのか。楽しみな展開です
Withコロナで家飲み需要が増えているの面白そうです
■PHILOCOFFEA&Daiohs
もう一つはこちらです
PHILOCOFFEAさんは船橋を中心にブリューワーズ世界チャンピョンの粕谷さんと船橋で大きなコーヒーショップを経営されている梶さんが主宰される会社です
よりすぐりの豆を船橋のロースターで焙煎しています
Daiohsさんはオフィス向けコーヒーサービスの大手です
今回はタッグでオフィス向けにスペシャリティーコーヒーを浸透させようとしています。
オフィスコーヒーはスターバックスも2年ほど前から参入していて激戦区です。
その市場にスペシャリティーコーヒーという上質な豆を使って競争力を高めます
使われるマシンはFRANKE社(スイス)です。私にとっては懐かしいブランド
7年くらい前に自由が丘で米粉パン&ベーカリーレストランの経営に関わっていたときに使っていたのがこのメーカーでした
豆は焙煎度合いをの異なる三種類。このマシン用に特別に焙煎したもではなくPHILOCOFFEAさんのレギュラーコーヒーだそうです
梶さんがいらしたので、ラッキーにハンドドリップ抽出とマシン抽出を飲みくればさせてもらいました。今回は012のエチオピアの豆
■マシン抽出vsハンドドリップ
最初にマシン抽出。一口のむと熱い。スタッフの方によると一般的にオフィス用は抽出してその場で飲まないので熱め(82~3度くらい)の設定になっているそう。
熱いとコーヒーの香りが飛んでしまいます。温度が下がってくるのをすこし待ちます。すこし下がってくるとエチオピアのコーヒーらしいフルーツ感が感じられます。
梶さんが淹れてくれたハンドドリップを飲みます。ビックリ。違いがあまりないです。今回は二つを飲み比べているので多少違いを感じます。ハンドドリップの方がフルーツ感がより感じられます。
でもマシン抽出の方が知らないですこし温度が下がったものを飲むと多くの人は気が付かないレベル。
更に温度が下がるとますますわからなんくなります。
一緒に居た青山の某店のヘッドバリスタもビックリしてました。
良質な豆を適切に焙煎し、細かい調整ができるマシンを使うとイメージ以上の美味しコーヒーが抽出されます
これからは論理的にコーヒー抽出のレシピを分析しマシンで再現できるスキルが必要になります。
バリスタというより優秀なチューナーが必要になってきますね
新しい時代の到来です