銀河浄化のススメ[stellaris 2.6]
この記事では、ステラリスの外交不能文明について解説していこうと思う。
執筆中。
①はじめに
パラドックス社の誇る4X系ゲーム、ステラリスには、外交を制限する代わりに強力なバフを受けられる国是が4種類存在する。
・狂信的な浄化主義
・貪食する群れ
・断固たる殺戮機械
・暴走する同化機械
これらのメリット、デメリットについて解説する、というのが本記事の主題である。最後までお付き合い頂くと幸いだ。なお、本記事は日本語化mod利用時の画像を使わせていただいている。翻訳班の皆様には感謝を申し上げる。
②共通するメリット、デメリット
この外交不能文明たちに共通するものを紹介しよう。
先にデメリットを紹介する。
・強烈な外交ペナルティ
周囲のAIからの態度が-1000される。(同化機械だけは態度ペナルティは少し軽い)つまり、銀河の敵となることを強要される。これは、常に宣戦布告されるというスリルがあると同時に、一度でも敗北を喫すると(帝国の地パワーバランスが傾くと)ほかの帝国からも即座に攻撃されることを意味している。コワイ!
また、周囲の帝国が宿敵宣言をしてくるので、共通の宿敵ボーナスにより周囲の帝国同士が防衛協定、果ては連邦まで組んできやすくなる、といったこともデメリットと言えるだろう。
さらに、2.6から追加された銀河コミュニティにも入ることができない。従って銀河市場も使えないので、取引手数料も高い。外交が一切出来ないので、戦うか死ぬかの2択である。ある意味わかりやすいといえばそれまでだが。
また、影響力を増やす効果のある、宿敵宣言をすることもできない。これについてはあまり問題がないのだが。(後述する)
次にメリットだ。4国是それぞれに固有のメリットはあるが、共通のメリットを解説しよう。
・宣戦事由
4国是の持つ浄化や飢餓、同化といった宣言事由による戦争は、影響力コストなしに自国領土を増やすことが出来る。これは凄いことだ。何故なら、影響力は多くても月4~6しか貰えないので、明らかに拡張についての制限用のパラメータとして設定されている。それを序盤から無視できるのは非常に強い。(ただし、これは相手からの侵攻に関しても同じことが言えるので、一度負けると滅亡はすぐそこである。)
ちなみに通常帝国でも「総力戦」という影響力無視の宣戦事由があるが、これはコロッサス級の船を建造する必要がある。合金2万+アセンションパーク枠1+コロッサス造船所(要シタデル)と、終盤にならないと出来ないうえにコストや時間がバカ高いので、そのコストと時間を無視できるというのも大きなメリットだ。
・POPの浄化
志向などの違いから、この種類のPOP要らないな、と思ったことはないだろうか?通常の帝国では、POPの浄化を行うと「大量虐殺」なる態度への大きなペナルティが付く。元から態度ペナルティが-1000されている浄化帝国でそれを行っても全くそのペナルティが気にならないのは大きな利点?だ。ついでに幾何かの資源がもらえるし、終盤にかけてのPC負荷軽減にもなる。(POPの計算がどうやら負荷を上げているらしい)浄化とは良いものだ。
・大きなバフ
この4国是は、他の国是とは比べ物にならないほど大きな能力向上をもたらす。主に艦船に対する効果が素晴らしい。個々の能力については後述するが、通常の帝国の4割から7割ほどの艦船能力の向上が見込めるといえばその強さが伝わるだろうか。
また、伝統ツリー「覇道」の戦争ドクトリンで「無撤退(戦闘離脱の可能性-100%、緊急FTLジャンプのクールダウン時間+50%、連射レート+33%)」を取ることが可能だ。浄化帝国でなくとも条件を満たせば採用は出来るが、浄化帝国で取ると元の強さも相まって強烈だ。
このように、デメリットに比べてメリットも大きいのだ。次に、個々の能力について解説していこう。
③狂信的な浄化主義
初期からある浄化国是だ。能力を見てみよう。
・終末爆撃
・艦船連射レート+33%
・地上軍ダメージ+33%
・造船費-15%
・宇宙軍許容量+33%
・POP浄化で統合力
4国是の中では一番戦闘への補正が大きい。というのも、艦船連射レートはこの国是の+33%だけでなく、前提条件である志向のうち、軍国主義でさらに+10%、軍国主義で取れる国是「高名な艦隊司令部」で+10%向上させることもできるからである。
また、地上軍ダメージ+33%は十分な数の地上軍を用意すればよいだけ(地上軍はコストが鉱石なので艦隊より軽い)なのでオマケ程度ではあるが、終末爆撃のPOPの減り方はそこそこ早い。
さらに、浄化帝国でゲシュタルト意識ではないのはこの政体だけなのでエキュメノポリスを作成できるのもメリットと言える。
惑星制圧で統合力が出るので、伝統ツリーで先覇道でも内政が遅れにくいという利点もある。起源の記念碑を研究か合金に回すと良いだろう。
④貪食する群れ
集合意識用の浄化国是である。以下が能力だ。
・星系基地建設の影響力コスト-50%
・船体値+25%
・船体値回復/日+0.5%
・装甲回復/日+0.5%
・地上軍ダメージ+40%
・研究速度(生物学)+20%
・造船費-25%
・宇宙軍許容量+33%
・POPを食料にして社会研究を得る
集合意識なので消費財が要らない。専門家の維持費は鉱物、POPの維持費は食料多めとなることが特徴だ。民需工場の枠を合金工場や研究所、記念碑にしよう。
星系基地影響力コスト割引は強力だ。なのだが、船と星系基地合金の都合上、拡張のタイミングは他国と国境を接する頃には止めておくのが無難だ。
艦船に対する割引や補正は、遠征を可能にするし、大型船になるほどその効果が高くなる。(大型のほうが撃破されにくいため)ただし、攻撃力に対するブーストはないので、数をそろえておくことが重要だ。
また、惑星を取ると想像以上の食料が手に入るので、農業区画は維持費以上はいらないだろう。得た社会学研究で軍の許容量と指揮を増やして数で襲い掛かるループを作れれば、銀河は食べ放題になっていることだろう。
⑤断固たる殺戮機械
機械帝国用の浄化国是である。以下が能力だ。
・星系基地建設の影響力コスト-30%
・艦船武器ダメージ+25%
・造船費-15%
・終末爆撃
・宇宙軍許容量+33%
・POP浄化で統合力
機械帝国なので、食料や消費財は必要ない。全部鉱物なのは管理が楽だ。それは鉱物が多めに要ることを意味しているが、拡張していれば採掘ステーションと区域で十分に出るのが鉱物というものだ。浄化初心者におすすめだ。
また、機械のみと外交できる。(これは、機械には態度ペナルティが入らないことを意味している。)
それ以外は上記2つを足して3で割ったような性能をしている。メリットは前項で書いたので割愛する。
⑥暴走する同化機械
この帝国は浄化帝国というには特殊だ。まず能力を解説する。
・POP同化で統合力、社会学研究(ひかえめ)
・サイボーグ種族が10POPで開始
・銀河コミュニティに入れる
・態度ペナルティは有機種族に-100(上記3帝国は‐1000)
上記帝国と同じ部分は宣戦事由の特徴だけだ。この帝国は(ペナルティは強めだが)外交が出来る。使節などを有効活用すれば協定を組んだりもできる。その代わり艦船への補正などは一切ないので、仲良くする相手は選ぶ必要がある。全員と仲良くするにはリソースが足りないのだ。イメージとしては狂信排他主義帝国と似ているかもしれない。
また、サイボーグについて解説する。居住性と寿命が上がり、リーダーになったときはサイボーグ特性(例えば科学者だと研究速度+5%)が付く。一言で言うならば「肉体は脆弱」のそれだ。また、占領した敵国の住民をサイボーグ化したらそのまま使える。PCには優しくないが、国力には優しい国是だ。
以上が各種浄化帝国の解説である。少しでも銀河の清掃(!)に役に立つ記事となれば幸いだ。
⑦実践編
coming soon...