むっちゃハッピー
3年前中止になって、チケットを払い戻してとっても残念に思った宮藤官九郎氏の作・演『ウーマンリブ│もうがまんできない』の今年の上演が決まり舞台初日を観てきた。開演前のアナウンスの声が向井秀徳氏で驚いて、劇中の曲はJAGATARAで、歌は向井秀徳で、演奏はこだま和文でなんともお好きな面子さま揃いでテンション上昇。演出に何度も何度も会場中が笑わされて、わたしも混ざってむっちゃ笑った。
進学で一人暮らしをする息子から母の日にWARARAに荷物が届いた。
毎年母の日に贈りものをしてくれるのだが、今年は一味どころではなく違った。珈琲豆の贈りものと一緒に四つ折りされたルーズリーフが入っていた。息子から初めて手紙をもらったのだ。むっちゃ優しい文章で、むっちゃ下手くそな文章で、嬉しすぎて読みながら店の中でむっちゃ笑った。
息子からの手紙は、フリーダ・カーロのファイルに貼った。その左側には、息子を出産したときに病院からもらった息子の新生児の写真を貼ってファイルを閉じ、自宅に飾っている。
ファイルはボロボロで大事なものを収めるようなものにも、飾るようなものにも見えないけど私にとっては最適に思えるものなのだ。
ロサンゼルスに仕事で仕入れに行ってる時、車を走らせていたらLACMA美術館のフラッグ広告が目に入ってきた。この頃のわたしは仕入れの合間に入れる余暇の楽しみは、夜にクラブイベントに繰り出すことだけで、仕入れ真っ最中の昼間に余暇を取り入れるなんて考えてもいなかった。何種類もの絵画がプリントされた広告の1つにフリーダ・カーロの作品があった。自分の好きな作品だからこそ目に留まったのだと思う。海外仕入れで初めて真っ昼間に行ったこの展覧会は女性シュルレアリスム・アーティスト(メキシコ&アメリカ)の展覧会『In Wonderland』 。
あのファイルはここの物販で買った思い出深いものなのだ。この日を境に渡航仕入れがもーっと楽しいものになった。
笑いたいときに、笑える日が3年ぶりに戻ってきた。
11年経って大事なファイルに大事な手紙をファイリングできた!
むっちゃハッピーだ!