動物園のゾウは寿命が短い
動物愛護協会から送られてくる会報には、長寿犬・長寿猫がいっぱい紹介されています。25歳を超えている子もいます。飼育の環境がよくなって、長生きする犬猫が増えているとのこと。長寿というぐらいですから、これはメデタイことなんでしょう。
ゾウの話。
最近の犬猫事情とは違って、ゾウは人間の飼養下では、野生のゾウよりはるかに寿命が短いといったデータがあります。
動物園で生まれ、飼養されるゾウは、捕食動物の餌食になることもなく、野生よりも良い(であろう)環境で暮らしているにもかかわらず、原産国のアフリカやアジアにいる野生ゾウの半分しか寿命がないんだそうです。
考えられている理由は、栄養過多と運動不足からくる肥満。また動物園から動物園へ移動させられたり、母親と離されたりすることから来る、過度のストレス。
人間の場合自分の行動如何で、かなりの改善を望むことができますが、ゾウはそういうわけにはいきません。
ゾウにとっての本来の生活環境を奪う必要ってあるのでしょうか。
動物園は子供(人間の)情緒を育むためにある、というようなことを聞いたことがあります。情緒を育むためにゾウの命が削られるのか。
読んでくれてありがとうございます。
生で動物を見たいのであれば、こちらから赴くのが筋ではなかろうか。