赤帽、白帽、鍼灸院
昔、国鉄の駅構内に、客の荷物を運ぶ、赤い帽子を被った「赤帽」と呼ばれる人たちがいました。正式の名前は「手廻り品運搬人」。
明治29年11月に山陽鉄道(現JR山陽本線)が、サービスの一環として取り入れたのが始まりだそうです。
赤帽の信頼は大きく、天皇家の荷物を運んだり、アメリカ大統領、俳優、歌手など著名人の荷物も担当したとのこと。
新幹線網が発達し、日帰りの客が増えたことや、高速道路が整備され宅配業が増えて手荷物が軽くなったなどの理由で、平成19年3月の岡山駅で廃止されたのを最後に、赤帽はなくなりました。
同じ時期(昭和3年11月~)白帽もいたそうです。
赤帽が荷物持ちであるのに対して、白帽は女性が務め、幼児や病人の世話をしました。
しかし、見も知らない人に幼児を預けることへの不安や、病人を抱え上げるには男手が必要だったという理由で、すぐに廃止されてしまったそうです。
見も知らない人に体を預けるということでいえば、病院や鍼灸院に足を運ばれる初診の方も同様です。
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