ホントに初心者向け?意外と難しい観葉植物|パキラの育て方
こんにちは。twins|コーヒーと庭 です。
今日はわが家の観葉植物育て方講座第2弾、パキラくんです。
検索すると初心者向けの観葉植物として紹介されていることが多いパキラですが、実際に育てていると言うほど簡単じゃなくない?と思います。
十年モノのパキラ(とその分身)
わが家のパキラはもうかれこれ10年ほど育てていると思います。あ、9年かな?うん、約10年。
パキラは中南米が原産の常緑高木です。観葉植物としては非常にメジャーで、ホームセンターや100均で普通に販売されていますね。
観葉植物の事などなにもわからない当時の私は、5本編みになっている姿に一目惚れして買ってきました。
初心者向けって書いてあるし大丈夫でしょ〜と育て始めたところ、見事に5本中4本が枯れ、残りは1本と挿し木した小さな分身のみとなりました(泣)
10年弱育ててきて思うのは、パキラは確かに丈夫だしなかなか枯れない。ただし、コツが要る。ということです。
パキラをうまく育てるコツ
パキラを上手に育てるコツは以下の3点。
パキラが枯れる原因として圧倒的に多いのは根腐れのはずです。わが家で枯れたパキラは全て根腐れです笑
逆に言えば、水やりのコツさえ押さえて根腐れを回避すれば、パキラは滅多なことでは枯れないのです。
║水やりは辛めが吉!
観葉植物の水やりのタイミングとして、基本は土の表面が乾いてからというのがありますよね。
屋内管理のパキラの場合は、土の表面が乾いてからさらに3〜4日放置して水やりをするのがいいと思います。
水やりしたほうが良いかな、と思ってからさらに数日ほっとくイメージですね。水をあげすぎて枯れることはあっても水切れで枯れることはほとんどないです。
葉っぱがしおれて数枚落ち始めてから水をあげても復活するくらい、水切れには強いのです。
だから、水やりは辛めにしましょう。
║鉢の中の空気を動かすべし!
ところで、Wikipediaによるとパキラは水に非常に強い、とあります。なのに根腐れで枯れるとはどういうことでしょうか?
私の考察では、水が動いていれば根が腐ることはない、ということではないかと思います。
水が動くと、水に含まれる空気も動きます。水中の空気が動くことでパキラの根に新鮮な空気が供給されます。根が呼吸できる状態であれば、根腐れには強いのです。
ですが観葉植物として鉢植えにして、かつ土がずっと湿っている状態では空気の循環が起こりません。
すると、根が新鮮な空気を呼吸できずに腐ってしまうのです。
その対策として、土が乾き、土と土の空隙に新しい空気が送られてから次の水やりをすることで鉢の中の空気を循環させることが重要です。
║パキラの選び方!編み込みは避けるべし
最後に、パキラを買うときの選び方について少しだけ。
私の経験上、編み込み仕立てのパキラはよっぽどうまく育てないと枯れます。全部枯れることは少ないかもしれませんが、数本は枯れると思います。
そうなると編み込みをバラすのがとっても大変なのです(経験済み)。なので、パキラを買うなら一本立ちの仕立てを選びましょう。
一本立ち仕立てなら失敗が少なくなると思います!
コツを押さえて楽しむ!
パキラは水やりのコツさえ掴めば、滅多なことでは枯れない丈夫な植物です。剪定や挿し木も成功しやすいので挑戦してみてください。
手のひらの広げたような可愛らしい葉っぱのパキラくん。成長期に新芽が次々に展開する様子は見ていてとっても面白いですよ。
みなさんもぜひ楽しく育ててみてください!