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脱プラスチックのすすめ

最近では環境問題やエコロジーといったキーワード真剣に語られる世の中になりましたね。

そこで特に最近言われているのが、脱プラスチックです。
これは、プラスチック製品をリサイクルするのではなく、プラスチック自体を使わないようにしていこうというものです。
それは何故か
製品寿命がスチールや木製品、陶器などに比べて短いからということと、廃棄した場合にそのまま残ってしまったり、マイクロプラスチックと呼ばれるような微細なプラスチックに形を変えて生物などの体内に入ってしまうということ。また、焼却した場合には有毒ガスが発生するなどの理由があるかと思います。

特にコーヒ関連の製品では、ドリッパーと呼ばれるものに多くプラスチック製品が使われています。
環境問題やエコロジーな問題に取り組んでいるような大きなところでも、ディスプレイやショー的な効果もあるようで透明なプラスチックのドリッパーを使っているところが多いように思えます。

本当のエコロジーとは

使い捨てに近い使い方をせずに、良いものを丁寧に(大切に)長く使うこと。
これに尽きると思います。
あいにくなことに、資本主義の社会では大量生産大量消費の反対側にあるものですね。
生産や成型のしやすさや、便利さや低価格を求めた結果がこれまでのプラスチック製品だったと思います。
そうした中で、脱プラスチックを進めていくことはこれからの世の中にとって時代を逆戻りするかのようなことになりますが、私たちが取り組んでいかなければならないことの一つだと考えています。

陶器のドリッパーをおすすめします

珈琲舎ロッセでは昭和45年のオープン当時から陶器のドリッパーを使ってきました。
もちろんお店ですので持ち手の取れたものや、色があまりにも燻んでしまったような物は使えませんが、家庭用にして使い続けることはできます。

取れた取っ手の跡を綺麗に均してあります
Kalitaの自体を見ても分かる通り、かなり年代物です(笑)

この写真のドリッパーのように持ち手が取れてしまっていても、ご家庭や個人で使う分にはその容姿を気にしなければ使い続けることが出来ますよね。

陶器のドリッパーのメリットは

Kalita 101 ドリッパー
Kalita 102 ドリッパー

プラしチックのドリッパーは熱を加えたり冷ましたりの繰り返しで早い時期に破綻しやすくなります。実際にはプラスチックの中に細かいひび割れが確認できるようになります。そしてその後色味がきれいではなくなってしまったり、壊れたところが出た時点で廃棄することになります。
これに対して陶器のドリッパーは素材としての寿命はとても長いものがあります。
もちろん落としたり衝撃が加われば壊れてしまいます。それでも少しの落下なら持ち手が欠けるくらいのダメージで済むことが多いのではないでしょうか。
また、ドリップしている時の温度に拘るのなら、冬季は保温性もあることから一度湯通しすることで、そうでない場合と比べて湯温の低下はある程度抑えられるでしょう。
また、金属のフィルターのものと比べてペーパーフィルターの後片付けはそのままゴミとして処分できますし、ドリッパーをきれいにするための水の使用も少なくて済みます。陶器のドリッパーは、お手入れも使用後に軽く洗っておくだけなので手がかかりませんよ。

今回は脱プラスチックのすすめということで、長く使える陶器のドリッパーのすすめを書いてみました。
使うことで環境問題にも貢献できるなんて素敵なことだと思いませんか?
次回ドリッパーを購入する際の参考にしていただけたなら嬉しいです。

どうぞ、素敵なコーヒー時間を!


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