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妻のトリセツ②
■傷が癒えていない
「あのとき私にひどいことしたよね」
何年経っても何十年経ってもケンカのたび
妻が夫に対して『過去のこと』を責める。
これが、夫としては本当に理解できない。
(ええ・・・そんな昔のこと、まだ言う?)
「あのときしっかり謝ったじゃないか。
何度も同じことで責めるなよ」
こんな風に返してますますケンカがヒートアップ
してしまう。私もよくやって怒られていました。
これ、妻がどうして何度もなじるのかというと
その時の傷が癒えてないからなんです。
どうして傷が癒えていないのかというと
夫の謝罪が妻に伝わっていないから。
「そんなばかな!謝ったのは一度だけじゃない。
なじられるたびに何度も何度も謝ってるよ!」
夫は本気で、心から謝っている場合でも
妻にとってはまったく謝罪になっていない。
そんなケースが往々にしてあります。
たとえば、ふたりの大切な記念日のディナーで
直前になって大事な取引先から電話が入って
延々二時間、女性を待たせてしまったとき。
「大事なお客さんから無理な注文が入って・・・
本当にごめん!悪かった!」
このとき、その大事な取引先との話が
事実とか理不尽とかはさほど問題じゃなくて
『だから俺は悪くないんだ』と
言い訳に聞こえてしまうのが大問題なんです。
女性としては“一人で待っていて心細かった”
という気持ちに気付いてほしい。
なので、ここで男性がかけるべき言葉は
「君に心細い思いをさせて本当にごめん」
謝ってほしい、気付いてほしいポイントを
外した謝罪は謝罪になっていなくて
それではいつまでも傷が癒えることはない。
もちろん、ポイントを押さえた謝罪をしても
一度だけで許されるとは限りません。
本当に誠心誠意を込めた謝罪を繰り返すしか
傷を癒すことはできないんです。