明日は今日の繰り返し
明日は何%の確率でやってくるのだろうか。
お昼ご飯を食べながらふと考えた。
おそらく100%ではなくて90%は超えているはず。例えば寝ている間に呼吸困難となりそのまま息を引き取ることだってあるはず。僕が小さい頃にも近くの家の人が朝そのまま亡くなっていたことだってあった。だから確実に明日が来るわけではない。
でも何となく毎日夜布団に入って明日も頑張ろうと思う。怖い夢を見ませんように。何度も起きたりしませんように。と頭の中で願いを込めて眠る。気づいたら寝ているというのもすごいことだと思うしやはり次の日が来るのも良いことなのかもしれない。
こういうことがよく頭の中で声となって喋り続けているというか、実際に声に出して話すわけではないけれど、お客さんの珈琲を淹れている間も、読書をしている間も、シャワーを浴びている時間でもずっと頭の中で何か考え事をしていて、それが常に声となっている感覚がある。
小原晩さんに今ハマっているので、Googleで検索してネットの記事なども読ませていただいた。その中にライブ中にも頭の中で声がするみたいなことが書いてあって、自分もそんなことがよくあるなと思った。1年前に行ったずっと真夜中でいいのに。のライブ中楽しかったのはもちろんのことだけども、頭の中ではずっと考え事をしていた。「この人たちは目の前にいる僕はお客さん何千、何万人の人を2時間という長く短い時間ではあるものの、人生における悩みなど全てをすっ飛ばさせ、踊り歌う。楽しさを届けているんだよな。かっこいいよな。」と考えていた。
本当に誰も携帯などを手に持つこともなく、グッズであるしゃもじを右に左に振っては歌う。今日の仕事のことなど忘れて今に集中している。こんな時間が世界にはあるんだよなと本気で思った。
僕もそんな感覚でいたいなと思う。
音楽ではなくて珈琲で。いや珈琲じゃなくてもいいんだけど今は珈琲屋をやっているから。
お店がステージ。お客様はライブを観に来る。
どう楽しんでもらうのか。悩みなんて吹き飛ばして明日のことも考えることなく今この瞬間を生きることができるか。
やっぱりそれに必要なことって自分がそうなることだよね。今この瞬間。目の前のお客さんと接することで楽しさを感じるのか。目の前のドリップに集中する。明日の焙煎のことは明日に任せる。今この瞬間が1番楽しければ、多分人生はもっと面白くなる。今でもおもろいけど、もっとね。
未来が不安かもしれないけれど、
お金が不安かもしれないけれど、
でも今だけは、今日だけは幸せでいたい
明日は今日の繰り返し。
庄野さんの言葉がやっとつながった気がした。