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少しの優しさを振り撒いて

スーパーに買い物に行って、いつものセルフレジに並ぶ。10個くらいあって内4つはキャッシュレス専用。僕の前に並んでいた親子がキャッシュレスの方に進み、実は違ったらしく、列の後ろに並ぼうとしていたので、どうぞとお譲りしました。僕の後ろにも沢山人が並んでいたのでそれが良いことかどうか悩みましたが、お譲りしました。

自炊めんどくさいなあなんて思って、唐揚げ定食のクーポンがあったからそれを持って吉野家に行った。唐揚げはちょっと赤い。うーんとか思いながら食べてたら、カウンターを挟んで向こうに座った人が目の前にメニュー表がなくてうーんとなっていたので、ちょっと遠いけどよいしょってしてじぶんのメニュー表をお渡しした。

良いことをしたなあって思ってるし、楽しいし。それでやっぱり外に出かけることでこういうことが起こるんだよな。とも思った。これはお店でお客さんにするサービスとはまた違った感覚。お客様同士の小さなコミュニケーション。なぜか僕だけるんるん気分。帰り際にもスーパーも吉野家も「ありがとうございます」って言ってくれるし。そんなに良いことないだろ幸せですな。

10月はちょっと沈みかけましたね。売り上げも気分も。でも焦りすぎ。なんですよねきっと。木曜日だから親友が朝8時過ぎに来てくれてひと通り話して、帰ってからもLINEで考えたことをお互い送り合って、ちゃんと店のことを考えて。売り上げが上がらないって、売り上げのことばかりで他のこと何も見えてないようだけど。でも実はね。どれだけ来てくれた人に喜んでもらえるかを考えて、喜んでもらえたら結果稼げとる。みたいな感じだと思うんよね。とさらっと言ってた。やはりすごい。

売り上げがある時ってこのままでいいんだって安心しがちで、売り上げがない時はこのままではいけないと焦りがち。どっちもどっち。結果変わりたくなる時があるけどその時は変わらないように日々同じことを繰り返す。この繰り返しが1番難しくて、それはちょっとお皿を変えたりとか、ちょっと喜んでもらえるようにはどうしようかな?とかそういうこと。大幅にメニュー変更とか、僕だったら焙煎度合いを急に浅めにするとか。そういうのはきっと焦りからくる何者でもないことで。

じっと待ってたらちゃんとお客さんは来る。今日も珈琲屋さんが来てくれました。珈琲屋さんがわざわざ来る珈琲屋ってそれだけですごいじゃないか。珈琲の世界は多分めちゃくちゃデカくて、小さな店は小さいなりにちょびちょびやってくしかなくて。僕ができることって自由にすること。珈琲の知識がさほどあるわけでもなく、でも深煎りが好きだからそれを焼くというこだわりは捨てず。珈琲屋を目指す方からしたら、僕の店がどう見えるかわからないけれど、「あ、こんな珈琲屋もあるんだね。なんか好きなようにしよーっと」と思えてもらえるのが1番嬉しいです。色々としがらみなど考えることなど沢山あると思います。焙煎僕は温度測ってない。これは多分普通は良くない。というかよしわるしというか、何というか。でも温度計を買ってやるとね。多分僕はやらなくなるんですよ。いややるかな。今は高いから買わないけど。少しずつですよね。全て。続けるからね。ちょびちょびと。

商いは牛の涎だよ。モー🐮

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