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ニセコクラシック150km age19-34

シーズン前半戦ターゲットレースのニセコクラシック。


ニセコ出場の目的・コンディション

今回は150kmカテゴリで出場。
レースの過去最長は富士チャレンジの100kmで、150kmを走るレースは初めてだった。
長距離レースに関する経験不足は否めないが、オフシーズンのうちからニセコで好成績を収めるために長期スパンでトレーニングを積んできた。
コーチにご作成いただいたトレーニングメニューを順調に消化できたことで着実にパワー・スタミナは数値でもはっきりと分かるくらい向上していたのでトレーニング内容は全く不安要素はなかった。
でもレース結果は散々だった。

国内のJBCF E1で100kmを超えるレースは数える程度のため
確実に100km以上走り、かつ獲得標高も多く稼げるレースに参加することで
補給・ペース配分など課題の洗い出しができる絶好の機会と考えていた。

身体

ニセコへ向かう日(レース3日前)の朝に測った体重は82.7kg。
6月に入ってから82kg台を維持していたので許容範囲内。
オフシーズンのMAX時からは約7kg減った。

ニセコに向けて毎日細かく体重管理をしたのは人生初だったし、体重に関してアドバイスをしてくださったコーチには感謝したい。

補給

ボトル:Activike スピードウォーター(カフェイン入り)750ml×2本
フラスク:Activike スピードジェル 3本
固形物:スポーツようかん3個

レースでは750mlボトル2本全て消費し、補給所でスポドリ2本+水1本を追加。
フラスクは全部飲んだが、ようかんは全く食べなかった。

レース

コース

4時起床。
ホテルのすぐ近くがスタート会場だったのでゆっくり朝食を摂る。
納豆キムチご飯、味噌汁、卵焼き、と日常と変わらない内容。

レース前半(〜ニセコパノラマラインKOM)

6時15分レーススタート。

スタートは2列目待機、リアルスタートまではキープ。
パノラマラインに入るまでのアップダウン区間で少し位置を下げてしまったものの、集団の人数も多いおかげで集団最後尾まで下がることはなかった。
パノラマラインに入る前に無理して脚を削っているようでは元も子もないのでそこはグッと耐えて走る。
そうしているうちにパノラマラインの登りに差し掛かる。

パノラマラインの登り始めで340-360w出ていてなかなか苦しかった。
ここで耐えた後は集団も緩んでくるだろう、と耐え続けていたが
ズルズルと位置を下げてしまい、気がついたら集団最後尾に。
なんとか踏ん張って10秒ダッシュを何回かやって集団にしがみつくものの
緩む気配はなく、ついに先頭集団からは完全に千切れる。
10km程度の登りで、KOMまで残り7kmのところだった。(登り始めから3km程度)

幸い、すぐに30名程度の第2集団が後ろからやってきたので
すぐに合流、気を取り直して登るぞと思っていたが
第2集団もペースが早かったのだ。
このペースを維持すると後半に脚がなくなると思ったが、
直後に勾配が緩やかになり、少しペースが緩んだためSSTをキープして耐え続ける走りに変更。
KOMを通過した時に、最初30名だった集団は先行10人・追走20人程度の2グループに分断されており、当方は追走20名の集団にステイ。

レース後半(ニセコパノラマライン下り〜ゴール)

その後長い下り〜平坦に入る。
平坦では集団で協調してローテを回しながら走行。
平坦でローテを回す時に小刻みに先頭交代をする意識は集団内で共通だったようで10秒先頭を牽いたらすぐに交代のサインを出す、その繰り返し。
さらに、日本海をタッチして戻ってくる100kmあたりのところで後方から20名程度のグループがやってきてさらに集団は大きくなり、伴ってスピードも上がってきた。
後ろからやって来た集団は背が高く脚が長い外国人が中心で、
新見の登りまでは外国人3人くらいがほとんど牽いていた。

そうしているうちに115km地点の新見の登りに入る。
登りの距離は前半のパノラマラインよりは短いものの、レース115km地点からの登りなのでかなり脚にくるポイント。

実際、踏んでも踏んでもパワーが出ない、300w出すのがやっとという状況だったので新見の登りで集団からは完全に千切れる。

と、そこにチームメイトの中村さんが後ろからやって来たのだ。
中村さんも集団からは遅れている様子だったので声をかけて2人で走ることに。
ただ中村さんの方がまだ元気だった(登りで踏めている)ので登りはほとんど牽いてもらい、下りと平坦ではこちらが牽く形になった。

2人で走るとスピードもある程度出るので、新見の登りまで同じ集団にいたものの千切れて単独になっている人を10-15人くらい抜かしていった。

そして気がついたらラスト3km。
そこからゴールまでは平坦基調なのでほとんどこちらが牽き、最後の1kmはNP370w絞り出してゴール。

トータルで見ると115kmからは脚が終わったレースだった。
デフリンピックのロードは100kmなので、100kmまでの走りを考えれば予想以上に走れていたが
150kmのレースはまた別物だと感じさせられた時間だった。

振り返り

パワーデータ

L1・L4が1時間5分程度。
獲得標高が多いニセコクラシックだからこれが普通?と思っていたが
当方よりはるかに速い選手のStravaログを拝見したところ
L1がダントツで長くて、それ以外は突出したものがない方がほとんどだった。
つまり、トレーニングで培ったパワーは遺憾無く出すことができていたが
レースの状況に応じたパワーの出し方に課題があるということだ。

パノラマラインの登り:45分NP310w
新見の登り:25分NP270w

40wも差があるようではダメだ。

前半のパノラマラインまでに無酸素域の消費が激しかったデータもあるので、自分の体感以上に踏んでいたのかもしれない。
ただ守りに入らず攻めた結果なので前向きに捉えていきたい。

5月GWに本格的に乗り込み、JBCFも5レース出場する中で
6月はニセコのレースの状況に合わせた長時間のインターバルトレーニングを実施。
パワーだけではなく体重管理も含めて大きなレースに対してピークを合わせる過程は初めての経験だったのですごくいい勉強になった。


一旦、シーズン前半戦のロードレースはこれで終了。

レース後にチームメイト同士でツールドおきなわの話題があがったが
おきなわのことは一旦置いといて1週間はのんびりしたい。
ロードバイクはニセコから家へ発送してもらったので、バイクが届いたら感謝の気持ちを伝えたいと思う。

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