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サエボーグ(ペットと人の関係性) I WAS MADE FOR LOVING YOU
安達ロベルト氏の初回講座は東京都現代美術館(以下MOT)での作品鑑賞でした。
MOTの展示はトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)の優秀作品2点、
サエボーグ氏と津田道子氏のインスタレーションでした。
会期:2024年3月30日~7月7日
![](https://assets.st-note.com/img/1731651044-qiBl2OG5xTrgzZAXem6Y0pPt.png?width=1200)
これらの作品展示を鑑賞し、そこからインスピレーションを得たこと、感じたことを鑑賞後に安達ロベルト氏と受講者内で、ディスカッションするのが今回です。
(講座内容をNoteに投稿することにつきましては、主宰のギャラリーカメリアの原田直子氏から許可を得ております。)
サエボーグと津田道子の展示内容は大きく異なるため、今回の投稿では、サエボーグ氏の作品について、紹介と私の鑑賞体験について書き綴っていこうと思います。
サエボーグとは、
作者の本名:さえとサイボーグを組み合わせた造語とのことです。
サエボーグ氏の作品はラテックス(ゴムの一種)を自在に加工し、空間の演出、さらには人が着ることのできる着ぐるみを作り、この着ぐるみの中に人が入りあらかじめ用意しておいたプログラムに基づきインスタレーションとしてパフォーマンスをするというものです。
下記リンクにて展示の様子がYoutubeにて公開されていたので、興味のある方はご覧ください。
またサエボーグさんのアーティストステートメントは、家畜動物やペットにフォーカスしたものが多く、今回の展示ではペット(愛玩動物)に対する問題提起をしているようです。
何も説明を受けずに鑑賞をすると、
「これは何だろう・・・?」で終わってしまうかもしれませんが、
この講座の良いところは、説明をしてくれることです。
今回はある程度各々が作品鑑賞した後に、TOKASの上田理絵氏によるサエボーグさんのこと、今回の展示作品のことについて解説がありました。
鑑賞していて気になったことがあり、
「屋外では糞のモチーフが展示されているが、ペットの住んでいる屋内では糞が見られなかったこと・・・これにも意味はあるのですか?」
と上田氏に聞いてみたところ、
![](https://assets.st-note.com/img/1732725902-r1w2XGphPE9Rt8FckHeziZdf.jpg?width=1200)
「おもしろい着眼点ですね。作者に今度確認します!」
と回答いただけたのが稚拙にはなりますが、アーティストと繋がったようでうれしかったです。
今回鑑賞したのはいわゆる現代アートでしたが、何を主張したいのか作品と向き合うと家畜動物、ペットと人間の関係性を改めて考えさせられる作品構成というのがサエボーグ氏の特徴であり、やはり優秀作品だということが分かりました。
さてもうひと作品、津田道子さんの展示もあります。
これらを鑑賞したうえで、じゃあ君たちは何を創るのか?
それを第2回の講座で発表することになります。
次回投稿では、津田道子さんの作品についてまとめ、その次に私が創った作品について紹介させていただくことにしようと思います。
皆さんここまで読んでいただきありがとうございました。