見出し画像

永遠のあくる日

Adoさん 『永遠のあくる日』の歌詞をLLMに読み込ませてプロットを書き出して、プロットから書き起こした小説です。

美咲は、学校で毎日同級生からいじめを受けていた。
彼女はなぜ自分がいじめられなければいけないのかわからずに苦しんでいた。
彼女は自分のことを認められず醜いと思っていた。自分が醜いからいじめられるのだと自分を責めていた。

直子は、親から毎日暴力を振るわれていた。
彼女は顔にあざをつけていることも多く、同級生たちは彼女が怖くて話しかけられなかった。
彼女も心の中では自分のことを醜いと思っており、誰にも愛されないと思っていた。
神様が左手で書いた顔みたいだと思っていた。

美咲は直子に憧れていた。
彼女には直子が強くて美しくて自由に見えたからだ。
憧れは恋心に似ていた。
美咲は直子に近づきたいと思っていたが、勇気が出なかった。

ふたりともラブ・ソングなんて自分には関係ないと思っていた。
飽きるほど言われている「愛している」という言葉だが、自分に言われることはないと思っていた。
自分には夜があけることはないと思っていた。

ある日、いつものようにいじめられて死んでしまいたいと思った美咲はふらりと学校の屋上に行った。
屋上に着くと雨があがった空に青空がのぞいていた。
光が刺した先に直子がいた。

時間が止まったように、美咲は直子に見惚れてしまった。
直子は一瞬、美咲を見たような気がした。
美咲は直子に声をかけようとしたが、間に合わなかった。
美咲は直子に愛していると言いたかった。
たとえ使い古された言葉だったとしても。

みにくいアヒルの子は、美しくなる必要があったのだろうか。そのままで十分美しいのに。

いいなと思ったら応援しよう!

この記事が参加している募集