見出し画像

通院と自分の変化

鬱とかの通院って病院と合わないとか
先生とあわないとか
けっこうサバイバルな内容が多い気がする

私も今の医師に馴染むのに
半年以上かかった

先生が怖くてたまらなくて
悩んだ時期が長かった

でも仕事が在宅になって
馴染まない田舎での生活にも
なじんでいって
生活に必要なものをちょっとずつ
買い足していったり
暮らしがなりたっていくと
そのなかで自分も変化があったのか
だんだん医師の態度、表情、言葉も変わっていった

私的にきついことも
行くたびにビシバシ言われたりして
夜眠るときに
掛け布団を撫でながら思い出したりもした

変わりたいと強く、強く思ったりしたから
厳しいことでも言ってほしいと伝えていたけど
ある時点で、このままでは
病院にいくのが怖くなっちゃうと思って
私にはまだそれは早かったと伝えたこともある

でもそのとき、医師から言われたのは
森絵さんは変わったので
変わってきているので
もう前に指摘したところは大丈夫になっているんですよって言われた
そのとき、医師の表情は柔和で
声が優しくて、私は変わっていったことを悟った


月に一回、通院はしていけど
5月過ごして、そうして6月に入って
医師と話すとき
ふんわりと思っていることがあって
辿々しく、それを伝えた


私は、フルリモートで働いてるけど
非正規のアルバイトだ

でも会社はとても良くしてくれてる

時給もみんな一律で上がったり
有給が付与されていないひとにも
お盆は3日のお休みをくれたり

総会のときはリモート社員が捌く仕事が
上がってこないだろうから
会社としては休みにして人件費を削減できたのに
そのときも休みにしないでくれて
生活のことを考えてくれたりした

私みたいに一人暮らしで
自分の稼ぎだけで生活して生きているものには
ありがたい気持ちでいっぱいだった

それでもずっと、契約社員になりたくて
かなりじれていた

定期的にある面談のときも、
そういう道について探りをいれていたけど
まだフルリモートの働き方を取り入れてからも
そんなに時間が経過していないし
わたしはなぜかそういうことは
どうしても聴けなくて焦れてばかりいた

医師にもそのことをちょっと話したりしていたけど
でも今回ふと、ふんわりと考えが自分のなかで
変わったのでそれをつたなく医師に伝えた


私は東京にいるとき
周りの人もしっかりしている人も多くて
老後のことや資産形成やら
なんだかわからないけど
とにかくしっかりしなくてはとずっと考えていた
そうしてなんとか積み上げても
いつも鬱がやってきて
全部薙ぎ倒して
根こそぎ無くしてしまうことを繰り返していた

それに職場でもなんとかならないことに
ぶつかってはいつもくるしんでいた

それは、それらは、焦燥感にひどく似ていて
いつもなにかに駆られていて
でも軌道にのるということはなかった

リモートで働き始めたときは
生まれて初めて働いていて
自分にあってるし
有難くてたまらないし
仕事を好きだ!って思えた
ずっとこの仕事をしていきたいと強く、強く思った

焦燥感に駆られずに
日々、8時間お仕事して
終わるとゆっくりする

たまに窓を開けて夜風の香りを吸ったり
ハーブティを飲んだりしたこともあった

最近はお酒を嗜んだりしてた

でもどうしても契約社員になりたかったし
一緒に仕事をしてるかたの
動向も気になっていた
仕事のやり方とかね

だけれど5月を過ごして
なんとなく
私はこのままでいい
このまま進んでいこうと思えた

5年後、雇用がどうなるかわからないから
今から何か動いたり調べたり、勉強したり
そういうことを「しなければいけない」
「しなければ誰かにひどく責められる(自分自身から責め立てられることも含め)」と思っていた

でも仕事して、ご飯をたべ、たまに買い物をして
そうして日々、大なり小なりある
この病、時折やってくる過眠症、不眠症、過食、毎日ある、自分ルールの手洗いやアルコール消毒、買ってきたものは全て洗わないと気が済まないところ

そういうことを流れる川のように過ごしながら
それでも自分の稼ぎで生計をたてて生きていく

それでいいじゃないかと
もし5年後にまた仕事を探す必要がでたら
がんばって探してトライするのは自分だけれど
医師に相談したり、ハロワのお世話になったかたに
また相談してそうやって進んでいこう
いってもいいのではないかと思えた

そう思っても、誰かが背中から、前もってやってなかったからだ、備ていなかったと責めてくるような気持ちに今もなるけど

でもそれは、私自身なのだ
トラウマでもひどいことを浴びせてきた家族でも
きちんと将来に対して資金的に備てる友人の目でもないだろう

私自身がわたしをどう思って生きていくかであって
私は穏やかに生きていきたいのだと思った

そしてそれでいいのだと

それらを話すと医師は
ゆっくりと言った

その思考、考え方
きっとこれからのメンタルヘルスに
よい作用をもたらすと思いますよ
少しずつ病気も良い方向にいくと思います

と、そう穏やかに微笑みながらいった





いいなと思ったら応援しよう!

森絵 珈琲
お力添えありがとうございます。