【雑談的コラム】NOBROCK TV 2024年9月7日回は本当に放送事故レベルだったのか?笑
(1)賛否両論をまきおこした動画
仰々しいタイトルですが、取り上げるのは
昨日(2024/9/7)見た、あるYouTubeでして。
私、お笑いも割りと好きなのですが、
今回はそれを題材に、課題整理の
フレームワーク的な内容も入れてます。
ハンバーグまでメニューにあるような
方向性見失った、地元のうどん屋さん
みたいなコラムです笑
さて、話は戻りますが、
私、決まって見るYouTubeチャンネルが
幾つかあるんですが、その中の一つに、
NOBROCK TVもありまして、
昨日は、みりちゃむさんが出る
いわゆる「罵倒」シリーズ。
このシリーズ、面白いんですよねぇ!
とにかく、みりちゃむさんの瞬発力と
ワードセンスがエグい。
みりちゃむさんって、アタマの回転と洞察力が
ハンパないんだろうなぁって思います。
昨日は、岡田康太さんという方がゲストで、
たまたまですけど、以前、一本だけ、
この方の動画を見たことがありまして。
結構、面白かったんですね、その動画は。
女優の真凛さんが「誰もが知る平成の名曲」
と言って、カラオケで歌いはじめるんですが、
「なんの曲?」という雰囲気に。
しかしサビまで行くと、それが立志社さんの
CMソングだとわかるという動画で、
岡田康太さんが突っ込みの役回りでした。
なので、どんな感じになるのかなぁ?
と思って見たのですが、結論から言うと、
・・・・昨日の動画は、微妙でした笑
みりちゃむさんが出る罵倒シリーズは、
いわば"鉄板"の企画でして、
その"鉄板企画"が"微妙"と感じるようなものに
なってたということは、わりと衝撃的でした。
コメント欄も賛否両論だったのですが
(否が多い印象ですが)、
こういうコメント欄の構図って、これ以外でも
なんとなく見た動画でもよくあるなぁ、
と思って。
コメントというのも、YouTubeにおいては、
動画の印象に影響を与える一つの要素だと
思いまして。
色々な視点での感想を参考にした上で、
じゃあ、「本当のところどうなんだ?
自分としての評価と、その理由は?」
ということを、少しちゃんと作業をしてみた、
というだけの回です。
余談ですが、少し手を動かして、
頭をフル稼動させれば、課題分析って
そんなに手間かけずできますので、
お仕事などの分野にもどぞ。
ちなみにコメント欄で、第一印象段階で
一番共感したのは
「みりちゃむで面白くならない人居るのか?」
というコメントでした。(辛口やなぁ笑)
改めて、整理と再評価をしたときに、
共感するコメントが変わるのか?
(2)根気よくやれば分析と課題策定は 簡単な作業
ということで再び動画を見返し、
気になったポイントをメモをして、
それを整理して、その事象の原因を推測し、
自分なりに再評価すると、どうなるか?
一番共感するコメントが、
変わるのか?変わらないのか?という内容です
ちなみに、スペースの関係上、
このチャンネルや企画の説明はしませんので、
ご興味ある方は、過去のものも含め
動画をご覧下さい。
さて、まず動画を見返しました。
20分強の動画ですが、途中止めたり、
見返したりして、1時間かけて見て、
気になった事象を、時間入りで整理しました。
(このメモは読んでも面白くないですから、
巻末につけました。
気が向いたら、なんとなく見て下さい)
ポイントは、事象を客観的に書いた上で
評価を追記することです。
あまりに主観的だと見誤りますし、
かと言って、評価の記載がないと
見る度に、その事象の評価を
都合よく変えてしまう危険もあります。
バランスが大事ということですね。
その上で全体を見ると、気付きもあります。
例えば、コメント欄では、所々、
「ここが面白かった」というものもあり、
メモを見ると、確かにその箇所は合致しており
面白かったポイントは、人によって
大きく変わるわけではなかったという事です。
とは言えですが、やはり、メモを見返すと、
・・・・・
全体的にはネガティブ寄りのイメージですね。
そして、次に、その原因を推測することで
評価の背景を固めていきたいと思います。
メモを見返して、幾つかの原因の仮説を立て、
そして、その原因に紐付きそうなメモが
ほかにないか?と見ていきます。
そうすると、
大きく3つの原因にグルーピングできました。
その原因ごとに、その原因の背景までも
考えてみます。
次からは、3つの原因ごとに記載してます。
(3)微妙な印象になった3つの原因
①岡田さんの予習不足
巻末メモでは、(1)(2)(4)(12)(13)(22)(23)(28)
が該当しますが、
そもそも「罵倒を受け入れる側」が居て
はじめて企画が成立する、
そして、みりちゃむさんがワードを
ぶちこむテンポの早さ、についても、
把握して準備しておけば、
という場面が何度もありました。
つまり、もう少し、事前にイメージや設定を
固めてから望むべきだったかと思います。
まぁこれは、背景も何もなく、そのままです
②岡田さんは、
自分の「箱」での活動が大半であり、
みりちゃむさんの"回し"に対応できる
「引き出し」を、現段階では持ってなかった
巻末メモでは、
(2)(5)(6)(7)(8)(9)(11)(14)(15)(17)(18)(19)
が該当しますが、ここは"オウム返し"の印象が
とにかく強いです。
で、改めて以前見た、岡田さんと真凛さんの
動画を見返したんですが、
ここでは"オウム返し"で一応成立はしている
んですよねぇ。
まぁ、一言で言えば、"競技が違った"
ということですかねぇ?
岡田さんの、他の動画も拝見したところ、
基本、"オウム返し"スタイルなんですが、
その場の雰囲気と言いますか、
"身内的なノリ"と言いますか、
特に出口のないやり取りも
スタッフや出演者の方の
笑い声で"収まってる感は
感じましたねぇ。
確かに昨日の放送でも、岡田さんは、
どことなく"昔のテレビ番組の身内ノリ"的な
やり取りで処理しようとしていた感は
ありましたね
なので、普段、ああいうフィールドで
岡田さんがプレイしていたら、
みりちゃむさんの振りに返すのは
確かに難しいだろうなぁと思いました。
③岡田さんの集中力が切れて、
終盤はリアクションにのみ、
活路を見いだそうとしていた。
巻末メモでは、(24)(25)(26)(27)(28)
が該当しますが、明らかに後半は、
心が折れて、"言葉"ではなく、
リアクションで爪痕を残そうとして、
みりちゃむさんの振りに
返せてませんでしたね。
まぁ、ただこれは、ここまで述べた
①②から、終盤にさしかかる頃には
岡田さんが"敗戦処理の投手"状態だったと
いうことはあるでしょうね。
ただ逆に、最初からリアクション重視で
行っていれば?とも感じました。
前半はとにかく返しが多いわりには、
どれも軽く、テンポが悪かったです。
恐らくですが、オープニングトークの
「ふわふわ」という設定に引っ張られて、
「言葉で切り込む芸人的な立ち位置」か
「とにかくいじられ、そのリアクションを
面白がられる素人寄りの立ち位置」かを
岡田さん自身が定めきれないまま、
スタートしちゃったんでしょうね
そんな、自分なりの整理と、
原因・背景の推測をしてみた結果、
一番共感したコメントが変わったか?
ですが、変わりました。
このコメント、言い当ててるなぁ。
「ノブロックで初めて一度も笑えない動画。
芸人の力量によってハラスメントに
なるんだなぁって思った。
やっぱ売れてる芸人さんは凄いわ」
・・・もっと辛辣なものに
共感してしまいました笑
ちなみに、この文章、午前11時頃から、
書き始めたのですが、今、午後14時頃に、
再びコメント欄見たら、更に荒れてました😅
(4)お笑いはチームプレー?
ちなみに、制作側は、キャスティングの際に
こういったことを想定してなかったのか?
また、撮り直ししないのか?というような
疑問も湧いてきそうですが、、、
真相はわからないですが、
岡田さんの過去の動画を見て、
みりちゃむさんの力量を考えると、
「バズる」かどうかは別として、
そこそこ手堅いものになりそうと予想するのは
そんなに的外れではない気がします。
岡田さんの過去動画では、
平成フラミンゴさんや、
3時のヒロインの福田さんとの絡みもあり、
岡田さんは基本、「受け」の立ち位置。
みりちゃむさんの力量考えれば、
この構図で形になりそうな気はします。
ただ誤算としては、
・岡田さんが罵倒シリーズの設定を崩してきた
(「みりちゃむさんの罵倒ワードを引き出して
受け止めて返す」ではなく、自分の返しを
捻り出すことに終始してしまった)
・オープニングトークの流れを受け、
岡田さん自身が"立ち位置"や"設定"を
固まりきれてないまま入ってしまった。
・岡田さんが思ってる以上に
"間"をコントロールできなかったり、
表情含めた"演技力"がなかった。
なのに、"のっかり"も中途半端で
"言葉の返し"で爪痕を残そうとし過ぎた
(みりちゃむさんの"神ワード"に、
乗っかって膨らませそうな場面もあったが、
自分の返しだけに集中しすぎて、
なぞるだけで、流してしまった)
こうやって見ると、お笑いって
チームプレーなんでしょうね。
「相手が行く」時と、「自分が行く」時を
うまく絡めていくことが大事なんでしょうね。
また、全体の設定を勝手に崩してしまうと、
そもそも成立しなくなるんですね。
まぁなので、判断基準は人それぞれですが
限りなく"事故"に近い回という印象です(笑)
(ごめんなさい)
それでも撮り直ししなかったのは、
単純に「罵倒カフェ」の告知も兼ねてたので
キャスティングし直して、
撮り直しをする時間はなかったんでしょうね。
ということで、岡田さんには"苦い"回になった
印象は拭えませんが、とは言え、
YouTubeの良いところは、それで話題になり、
関連動画への新たな視聴者よ流入に繋がる
ということです。
それによって、
岡田さんのスタイルを理解する人が増えたり、
そういった視聴者の影響で、
岡田さん自身の「引き出し」も増えるかも
しれません。
あとは、単純にいじられる「ネタ」にもなる、
というのもありますしね。
(後者はYouTube特有ではなく
マス媒体も同じですが)
でも今回の動画で改めて思ったのは、
このNOBROCK TVでは、
みりちゃむさんの外にも、
風吹ケイさんや、福留光帆さん、
最近では、立野沙紀さんなど、
芸人さん以外でも
"回して"笑いをとれる方々が
いらっしゃいますが、
ご本人の実力が大前提としてですが、
やはり周りで"受ける"芸人さんの
スキルもあって、はじめて成立している、
ということを実感できました。
・・・・岡田さんのおかげで(笑)
そして、これを書くにあたり
色々ググってたら、
岡田さんの地上波冠番組があったようで、
その番組をある有名な芸人さんが
ディスって話題になってると知り、
その番組見てみました、、、、
岡田さん、もう少し頑張りましょう(笑)
地上波見てる視聴者の認知度を考えたら
もっと爪痕残しに行かんと!(笑) それに
なんか立ち位置がふわふわしてました(笑)
※旅番組として見れば面白かったです
まぁでも、そうやって企画がくるということは
岡田さんに魅力を感じる方々が、
多くいらっしゃるということの表れですね。
これからも頑張って下さい。
(終わり)
【気付きメモ】
※各事象の最後に()数字で
ナンバリングしたものが
原因のグルーピングで記載したものと連動
2:38 みりちゃむが噛んだのを広げようとした、
初手からM設定を捨てる(1)
2:40~3:18 みりちゃむが幾つ ワードを振るが
「いやいや」「ええやろ」等を繰り返す
だけで、リアクションを取れなかった(2)
3:20~4:00 初手の突っ込みを振りもどすと、
みりちゃむから「お笑い憧れの人」ワード
「お笑い憧れ素人」キャラは👍️(3)
4:30 みりちゃむがYouTuberディスりの
振りをするが返せず(4)
4:45 OPトークを踏まえた振りを
みりちゃむが振るが、笑うだけ(5)
5:24 みりちゃむが「子役みたいな顔」という
神ワードを振るが、みりちゃむの言葉を
なぞるだけのオウム返しに終始する(6)
5:52 みりちゃむの「東北弁で喋ってみろ」の
振りに、照れながら中途半端にやる(7)
6:26 みりちゃむのオリジナル語尾の振りに、
即反応できず、最終的に「どしゅえ」
という中途半端な語尾でスベる(8)
6:45 みりちゃむの「平場が強い人間ではない」
のワードに、再びオウム返しに終始(9)
7:00 みりちゃむの「いじられて成立する
タイプ」の振りに、一度は乗らなかったが
7:13の「過去にいじられ以外で、
笑いは取れてない」のリアクションは👍️(10)
7:25 みりちゃむの「無発信芸人」の振りに、
再びオウム返しする(11)
7:50 「無発信芸人」ネタをみりちゃむ
が深掘ろうとするが「注文まで長ない?」
で流れを切ってしまう(12)
8:15 「ドブでよくない?」の突っ込み口調で
再びM設定を捨ててしまう(13)
8:57 「ADの唾いかせて下さい」と、
どう考えても実現しない選択肢フレーズで
広げようとしてしまう(14)
9:20 みりちゃむから「フリートークで繋いで」
とファインプレーの振りあるも、
出口の見えなさそうトークをする(15)
10:10 みりちゃむの「緊張するな」の
突っ込みに、「オチの直前やのに・・
助かった」とうまく返す👍️(16)
10:23 出されたカレーに「デブ?」という
わかりづらい突っ込みを返してしまう(17)
11:00 みりちゃむから「芸歴が◯茎」
「ずっと剥けてない」の神ワード出るも、
「早く剥けたーい」の振りに、どこか
可愛さを出そうとして中途半端な
動きになる。最終的に11:53ごろ、
「どうしたらいいでしょうか?」の返しで
この流れを終わらせてしまう(18)
12:12~ カレーに大量の香辛料をかけられる
件りで、返すワードが長過ぎ、そして
多すぎてテンポが崩れる(19)
13:12 「水欲しいなら面白いことをして」に
「ウォータースライダー」とスベったが、
このスベった雰囲気を膨らませず、
「無理」とすぐ切ってしまう(20)
13:42 水の代わりに香辛料まみれのカレーを
食べた件りで、聞こえた救急車のサイレンで
膨らませのは👍️(21)
14:41 わさびを食べた後、自分から
水を飲んでしまう(22)
15:11 「腹痛いなぁ」という
一気に冷めさせてしまう、罵倒設定において
最悪なワードをぶっこむ(23)
16:08~ 大喜利ネタは終始、空回っていた(24)
17:15~ タオルを貸してもらえないという
振りに、再び、オウム返しに終始する(25)
17:40 みりちゃむの「お前で笑うとダサい」
の振りに再びオウム返しに終始する(26)
19:05 「王将の床くらいヌルヌルしてる」
の突っ込みに返された「たとえが一歩目」に
ヘラヘラ笑うだけの返し(27)
19:24 みりちゃむから、
「大きく括ると宮迫と一緒」という
神ワード振られるが、「ちゃうでしょ」と
返すのみ(28)
20:09 急にカレーを食べる、という流れに
持っていき、所々では笑いがあった。👍️(29)