6/27(木) コラム② 少しだけ拓也のモデルになった人物について
第一章、 ご愛読ありがとうございました。
いかがでしたか?なんか、サラッと
終わったでしょ。(笑)
連載開始前のコラム①でも書きましたが、
各章の最後は、「え?これで終わり?」
って感じで、終わっちゃいますが、
最終章での伏線回収になります。
拓也のモデルは?
さて、第1章の舞台と主人公は、
「医療」関係者でした。
私自身、医療との関わりは風邪を
ひいたときに“患者”として行く
ぐらいなので、知識はありません。
そんな中、題材として選んだわけですが、
主人公に、モデルでもいたのか?と
思われた方もいるかもしれません。
拓也については、ドンピシャではないですが、
モデルの方がいます。
私が30代前半のころ、仕事で、
あるコンサルティングファームと
仕事をしました。その時のご担当者が、
元々、救急医療に携わっていた方でした。
そんな経歴の方が、どうしてコンサルを?
と思ったのですが、お話をお聞きすると、
作中で、拓也が語った信念に近いものでした。
救急医療の現場では、目の前にいる患者の
どちらを助けるか、選ばなくてならない場面も
あるそうです。
勿論2人とも助けたいが、それをすることで、
どちらも助けられないかもしれない。
という場面に直面するそうです。
「トリアージ」というものですね。
その方が思ったのは、医療を良くしようと
思ったら、結局、Politcs(政治)の壁に
ぶち当たる。だから、そこから変えたい。
そのためには、自分は医学の事以外も
身につけなくてならないことがある。
と考え、コンサルティングファームに
転職をされたそうです。
いやぁ、素晴らしいですね。
その後、私とご一緒したプロジェクトの終盤に
その方はコンサルティングファームを退職し、
アメリカ留学をされることとなりました。
経営を学ぶということでした。
ちなみにですが、その数年後、ふとした時、
その方のSNSアカウントを見つけました。
当時、留学を終え帰国した彼は、
自らで、医療関係の会社を立ち上げて
CEOをされていました。
流石に偉くなられて急に連絡をとるのも
憚られたので、連絡はしませんでした。
その後、その方はCEOを退任されてましたが
自分の信念を実現するため
着実に、歩みをすすめていることを
素直に凄いと思い、尊敬をしました。
拓也の心の「闇」はなんだったか?
ちなみに作中で拓也は、「信念」を
語りながらも、一方で医師を選んだのは
「確固たる信念はなかった」とも
述べてます。一体、どっち?と
思われた方もいると思います。
これは、設定が"ブレていた"訳ではなく
拓也は、元々は「信念」だと思ってたが、
“疲弊する医療現場”に身を置いて、
そんなことに恨み言を言う自分に対し、
「あれは、打算的な理由を隠すための
“大儀名分”と、後から、自分の中で
“上書き”をしたという意図でした。
大げさかもしれませんが、それが彼の
「闇」だったという意図です。
そんな彼が、晴香と出会うことで
「闇」を晴らして、元の「信念」を
自信をもって言えるようになるか?
この部分は、最終章で描いてます。
拓也のえちえち部分のモデルは?
さて、話は戻りますが、この拓也、
エロいですよね(笑)
この部分については、前述のモデルの方の
イメージではありません。
モデルの方と携わったプロジェクトで
拓也のモデルの方とペアだった、
もう一人のコンサルの方の、
勝手なイメージです(笑)
とは言え、その方に実際にそんな面が
あったわけではないと思います、
(知らんけど、笑)
もう1人のご担当者は、掘りの深い顔で
とてもイケメンでした。
どこかイタリア人を思わせる顔立ちでした。
そう、イケメンなイタリア人=エロい
という作者の偏ったイメージによります。
そんなもんです。
(何が、そんなもんかは知らんけど、笑)
モデルの人物はどんなキャラクター?
救急医療出身の、ご担当の方は、
どちらかというと、少し“天然”です。
第一章を通じ、どちらかというと
“カッコイイ”イメージの拓也でしたが、
晴香と打ちとけ、後半になると、少し
“天然”というか、お茶目なエピソードや
言動が出てきます。
例えば、晴香が忘れた下着を洗って、
それを乾かすためにコインランドリーを
訪れて、晴香と鉢合わせするなどです。
この部分がモデルの方のイメージに近いです。
一流コンサルティングファームに居たので、
頭がいいことは間違いないのですが、
少し抜けている部分もありました。
それが余計に、人間味のある印象で、
その方の魅力を高めていたとも思います。
現在、その方が何をされているかは
存じ上げないのですが、きっと、
自分の信念に向かって、
突き進んでいると思います。
次回のコラムは?
話は変わりますが、作中では、
料理が出てくる場面が多く、その中でも
2人が最初に出会った店などを含め、
イタリア料理が多かったと思います。
これは前述した“エロい”(笑)イメージの
もう1人のイタリア人っぽい、
イケメンの方のイメージからきている事も
あるのですが、私が、休みの日に、
執筆するときに、よく、
“神”イタリアンで書いていたことも
多分に影響しています。
次回も小説ではなく、コラムになりますが
その“神”イタリアンについてのコラムです。
(コラム②終わり)
次回6/29(土) もコラムになります。
小説の第二章は7/4(木)から再開予定です。
★過去の投稿は、こちらのリンクから↓
https://note.com/cofc/n/n50223731fda0
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?