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いやだなって感じてもいい  〜香りを使って自分らしさをとりもどす方法〜

どもども。きくです。

去年の12月はなんだか過去を振り返るような出来事がたくさんありました。
懐かしい人に会い、懐かしい場所を訪れ、過去の思い出を語り。
2年ぶりに実家にも帰ることができました。
新年を迎える前の膿み出しのように(余談ですが変換で「産み出し」って出てきてなんかいいなって思った!)、いろんなことを見せられました。
そういう星の時間の中にいるのかな。
みなさんはどうでしたか?

そんな中、友だちといろいろ喋った時に、「役に立った」と言ってもらえた話がありました。
その内容はというと、「いやだなって感じてもいい」ということです。
え?そんなこと?って感じですよね。
でも、わたしは「がまん」で「いやだな」を押し込めて、ほんとうの意味で「いやだな」って感じてなかったんですよ。
だから、わたしのとって「いやだなって感じていい」はすごく革新的なことだったのです。

もしかしたら必要とされる人がいるのかもしれないなと思い立ち、記事にしてみることにしました。
あくまで、わたしの体感や考察を伴うことなので、最終的にはみなさんがどう感じるかを大切にしてほしいですが、読んでいただけるとうれしいです。

あと、たいせつなお知らせです。(特に、わたしにとって)
以前に載せた有料音声配信(100円)↓↓↓

を二人の方が買ってくださったのですが、
なんと、売上金1000円以上でないと振り込み申請できないようで、このままでは買ってくださった人のお気持ちとお金はどうなるの!?となり、お金を救済するために今回有料記事としています。
この記事はほとんどの部分を無料で読むことができますが、「いいな!」「役に立ったな!」「しょうがない、助けてやるか!」と思ってくださった方。
記事を購入していただけると大変うれしいです。
どうぞ、どうぞ、よろしくお願いします。
(目指せ!あと8人!→あと7人になりました!ありがとうございます😭)

何でも受け入れて苦しかったわたし

みなさんは「なんでも受け入れなくては」「誰にでもやさしくしなくては」「みんなに平等にしなくては」「嫌ってはいけない」と自分を追いつめてしまうことはありませんか?
わたしは数年前までは、こんな観念が強く自分を支配していたように思います。
「いつでも笑顔でいなきゃいけない」「イヤな顔しちゃいけない」「断っちゃいけない」
でも、それが自分を追いつめていることに全然気づいていなかったです。
なんだかいつも苦しくって。でもなんで苦しいのかよくわからない。

今ならわかります!
「いつもそんなんじゃつらいよーっ!!」
もう、荒川の土手で昔の自分に向かって大声で叫んであげたいくらい!(荒川遠いけど)
そう思えたきっかけとなった出来事がありました。

香りが教えてくれたこと

5年くらい前にナード・アロマテラピー協会(萩尾エリコさんが有名ですね)というところの認定アドバイザーの資格を取りました。今は資格が失効してますので、お金をかけて取ったのにもったいない!と言いたくもなってしまいますが、それでも「これが学べたからいい!」と思えることのナンバーワンが「いやだと感じていい」ということです。

ナードは芳香成分というものをすごく詳しく勉強します。
例えば、ラベンダーにはなんちゃら類のこれこれという成分が含まれていて、そのこれこれは鎮痛作用、血圧降下作用、抗不安作用がありまして、うんぬんかんぬんということです。
なので、実習の時は目的を決めて、その成分が含まれている精油を選んでブレンドしていきます。
その時に、わたしの先生は「効果や成分にとらわれて、自分の心地よくない香りになってしまっては意味がない。自分がその香りをすきかどうかも大切にしてほしい。」と教えてくれました。
先生曰く、香りはとても“すき・きらい“がはっきりと出るようです。その人にとって心地よくない香りを嗅いだ時は、だいたい顔をしかめているのでよくわかるそうです。
香りは、“すき・きらい“ や “快・不快“ を生じる脳の器官にダイレクトに作用するからです。
だから、どんなに成分が有益であっても、香りが“きらい“ってどうなんだろうね?と先生は問題提起をしてくれました。

さてさてわたしですが、初めのうちは自分にとっての香りの “快・不快“ 、特に「不快」を感じるセンサーがあまり働いていませんでした。
「う〜ん、どれもいい香りですね。こういう香りもあるんですね。これはこれでいいですね〜」
そんなぼんやりとした感じでした。

本能的な脳と理性的な脳

話はちょっと変わります。
香りを嗅ぐとその刺激は神経を伝わって脳の“大脳辺縁系“というところに届くそうです。
大脳辺縁系ってなんじゃらほい?って感じですよね。
大脳辺縁系は脳の内側にありまして、記憶に関係する海馬や、意欲を生じる帯状回、そして、本能的な快・不快を生じる扁桃体という部位からなっております。
よく、「古い脳」「本能的な脳」と言われています。
生まれたばかりの時は、ここら辺の脳の育ちが活発です。「お腹が空いたよー!」「おむつぬれてるよー!」「抱っこうれしいよー!」など、自分のからだの状態を感じて “快・不快“ の表現をすることに大脳辺縁系は関わっているそうです。
それに対して、「新しい脳」「知能や思考をつかさどる脳」「知的・理性的な脳」と言われるのが、大脳新皮質と呼ばれる外側の部分です。
大脳新皮質は、1歳頃から育ちが始まるそうです。だから、だんだんお話ができたり、がまんができたり、難しいことが考えられるようになっていくんですね。
いわゆる「おりこうさん」になっていくのです。
どっちの脳の育ちも人間にとっては大事なんですよ。
ふぅ、大学で勉強して以来しばらく忘れていたことがこんなところで役に立つとは!思いもよりませんでした。(医療系の学生でした)
余談ですが、インナーチャイルドの話にもちょっと似ているなあって個人的には思っています。

扁桃体と香りのちから

難しい話はこの辺にして、わたしが着目したいのが扁桃体です。
先ほどもお話した通り、扁桃体は本能的な快・不快を生じる脳の部位です。
わたしは幼い頃からがまんをすることが超得意でした。(得意って!笑!)
妹がいるからがまんしなきゃ。親がよろこんでくれるからがまんしなきゃ。先生に任されたからがまんしなくちゃ。誰にでもやさしくしなくちゃ。人を嫌ってはいけない。
こんなことばかり考えてました、、、というよりは、からだに染み付いて考えもしていなたったという方が適切かもしれません。
きっと、昔の自分は思考や理性を使って自分の感覚を押し込めていたんですね。
つまり、大脳新皮質の理性の働きをフルに使って、“快・不快“を生じる扁桃体の働きをガン無視してたのかも。
その結果、何がすきで、何がきらいなのか、いやなのかがわからなくなて、自分を見失ってしまっていた時期がありました。
だから、自分にとって不快な香りを嗅いでも、脳の思い込みでスルーできたのだと思います。
いや〜脳の思い込みって恐ろしい!
でも、香りを嗅ぐことによって、だんだんと「お、この香りはちょっとやだなあ」「うわ!これはクサい!」と感じられる感性がよみがえってきたのでした。
おそらく、香りを嗅ぐことで扁桃体の働きが活性化されたんじゃないかなと個人的には思っています。
ガッチガチに閉ざされたわたしの扁桃体を、香りがやさしくノックして開けてくれたのかもしれませんね。

「いやだな」を感じて見えてきたこと

この「いやだな」って感じる感性がよみがえってきたことによって、見えてきたことがあります。
ひとつは、「いやだな」と感じることは、自分の「心地よい」を広げるヒントになるということです。
例えば、苦手な香りがあったとします。これは、わたしの苦手な香りだから、使わないでおこう。少なめにしよう。相性のいい香りと合わせよう!…いろいろと対処することができ、結果的には自分の快適度が上がります。

もうひとつは、「いやだな」の中にも、許せることと、許せないことが存在しているということです。
今までのわたしは「いやだな」と感じても、すぐに「がまん」で抑えてしまっていたので、何が「いや」なのかをちゃんと見ていなかったと思います。
でも、はっきりと「いやだな」を見つめた時に、「いやだな」と思わせるものの中にも、ここは「いや!」と思う部分もあれば、許せる部分もあることに気がついてきました(もちろん全部許せないこともある)。
そうすると、より細やかに、よりピンポイントに「いやだな」と思う部分に対処できたり、「いいな」「許せるな」と思うことは活かすことができるのです。
例えば、職場に苦手な人がいたとしましょう。「わ〜なんか苦手だわ」と思って避けるのもいいと思います。
しかし、自分が何に「いやだな」「苦手だな」と思うのかをもっとよく見てみると、
「わたしは、愚痴をたくさん話されるのが疲れちゃう。特に帰りは勘弁して〜!」
「わたしは、この人の経験を教えてくれることはとても頼りにしている。」
ということが見えてきたりします。
そして、
「愚痴を言いそうなことが起きた時は離れよう。帰りはなるべく一人で帰ろう。」
「仕事で、迷うことがあったら迷わず聞こう」
と、「苦手なあの人」が、「こういう時は距離をおこう」「ここについては頼りにしよう」といったように、付き合い方が変わってくることがあります。
そうなると、やっぱり快適度が上がってきます。(でも、一緒にいることで自分が傷ついてしまう人からは一刻も早く離れてね!)
「いやだな」も、「いいな」や「すき」と同じくらい、わたしたちに恩恵を与えてくれるのです。

香りを使って自分らしさを取り戻す方法

ごめんなさい、長くなってしまいました。
じゃあ、どうやるのって話ですよね。
それは簡単!とにかく香りを嗅いでみるのです。
「はぁ〜この香りたまらない!」「うげっ!なんだこの香りは!?」
こんなことを繰り返しているうちに、思考で凝りかたまってしまった感性がよみがえってきます。
そして、自分というものがよりはっきりと感じられるようになってきます。
まあ、これはわたしの方法なんですが、ぜひ試してみてください!
アロマテラピーの精油がいいんでしょうけど、でも、自分の「いいな・やだな」「すき・きらい」を見つけるためのものだから、精油にこだわらず、シャンプーの香りでも、食べ物の香りでも、自然の中の空気の香りでも、何でも自分のできることからやってみるのがいいのではないかと思います。
そして、この感性が育ってくると、香りだけでなく、人間関係や、仕事(テクニカルな面について)など、いろーんなことに応用できます。

何でも受け入れてしまってつらくなってしまうやさしい人、がんばり屋の人、ピピっときた人は、よかったら試してみてくださいね。
「いやだな」を感じて、自分の味方にしてみてくださいね。

ここまで長い文章を読んでくださってありがとうございます!
読んでくださった方のお役に立てたらうれしいです。
もし「いいな!」と思ってくださったら、記事を購入していただけると、とってもうれしいです。
最後に、有料ゾーンにはオマケでわたしのすきな香り、苦手な香りと、それに対する一言コメントを載せておきますね。

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