9月17日（土）と9月18日（日）の日記

9月17日（土）

・今日はシッティングの仕事が入った。12:30からの仕事だったけど、初めての現場だったので早めに行って、家の近所の公園でお昼を食べていようと思って10時くらいに家を出ていく。何回か降りたことがある駅だったけど、誰かに目的地まで連れて行ってもらうことが多かったから、初めて1人でじっくり歩くことになる。おもしろそうなお店がたくさん。ちょっとレトロなお店もあって、いい感じに調和している不思議なまち。

・ご依頼者のお宅を確認して、近くの公園でお弁当を食べる。玄米おにぎりとコンビニで買ったシュークリーム、麦茶。公園は、みどりがうつくしかった。でも、もう夏の賑やかさが通り過ぎてしまったようで、静かで、秋のしーんとした音が聞こえてくるような気がした。

・シッティングは、初めてのお宅でどきどきするけれども、お子さまがとても人懐っこい子で、たのしくお預かりすることができた。メダルも作ってくれてうれしかった。おやつの時間に、保護者さんがわたしも分も用意してくださってわたしも食べることになるのだけれども、お子さまが「そんな口をしてるんだね！」と、うれしそうに言ってくれたことがすごく印象的だった。そうか。他人の顔の全体像を見ることがほんとうに珍しいことになってしまったんだな。でも、顔が見られてうれしいって感覚ってなんだかいいなって思った。

・帰りは来た道をのんびり歩く。“ノマド“という旅の本を中心に扱っているお店に入ってみた。かわいいzineがたくさんあってたのしい！わたしも何かたのしいzine作ってみたいな。それから、お腹も空いて夕ご飯でも食べていこうと思った。往きの道でねらっていた台湾麺のお店がもう閉店していて、ウロウロしてみるけどパッとしたお店を見つけられなかった。駅前で目に入った回転寿司に入る。お寿司食べるのひさしぶりでうれしい！中トロをたのんでみるけど、冷凍感があってイマイチだったかな。でもサンマとか、ヒカリモノはけっこう美味しかった！軍艦も安くて値段の割にはお得感があってよかった。それから、私は茶碗蒸しが大すきで、回転寿司に行ったら2個食べたいくらい。さすがにもう2個は食べられないけど、やっぱりたのんでしまう。アナゴとカニがたくさん入っていて美味しかった！茶碗蒸しはさいこうだな！

・帰ったらぐったりで寝てしまった。

9月18日（日）

・今日はピアノの先生のお家で、トルコ刺繍教室がある。朝から雨が降っていて気持ちもむしむしとしてなかなかさっさか動けない。それでもなんとか起き上がる。洗濯の時になんか気が向いて、酸素系漂白剤を洗濯機に入れてみたら、洗濯槽汚れが浮いてきてしまった！これから出かけるというのに！急いで服についたカスをとって、洗濯槽クリーナーを投入！

・雨は降ったり止んだりだった。出ていく頃には雨は止んでいて「ラッキー」と思って歩くけれども、すぐに雨が降り出してくる。

・先生のお家付近のバス停で降りると、先生が向こうから歩いてきた。道が分からない人がいるから迎えにいくから先に家で待っててとのことだった。先生の家に着くと、刺繍教室に参加する方たちが何人か来ていたので、一緒に先生を待った。

・ピアノの先生も、刺繍の先生も到着して、今日のイベントが始まる。トルコ刺繍（オヤ）の見本を見せてもらう。布を刺繍で縁取りして、花やレースみたいな飾りが編まれていて、繊細ですごくかわいかった！今日は布に簡単な縁取りをして、お花の刺繍を施す予定。刺繍の先生は、ピアノの先生が主宰する音楽教室で、コーカサス地方の伝統音楽と歌を習っている生徒さんだそうだ。ものすごくさっぱりとした先生で、声かけのひとつひとつがその先生らしいことばのチョイスで、すごくいい感じ！その先生の教え方がすぐにすきになってしまった。「これは引っ張り力（りょく）が足りませんね。」とか、わたしが変な結び目を作ってしまった時には、「ちょっとどうにかしてみてください」と試行錯誤を促したり、なんだかいい感じなのだ。ほんとうは縁取りだけでなくて刺繍までやる予定だったけど、みんなそんなところには到達できずに縁取りで終わった。でも、ほんとうにたのしくて「続きをやってくださーい！」という声が多数だった。

・刺繍で頭と目を使ったあとは、ピアノの先生がアゼルバイジャンの紅茶（アゼリチャイ）と、お菓子を用意してくれた。これが疲れた頭にめちゃくちゃ沁みた。なつめにクルミを挟んだものも美味しかったし、ごまのお菓子もめちゃくちゃ美味しかった！そのひと時、みんなマスクをするのも忘れておしゃべりしていた。以前なら当たり前のことだったが、この状況にすごく癒された。1人マスクをしていた人もいて、「気になるかな？」とマスクをしようかとも思ったけど、誰かがマスクをしだすと、また誰かが気にしてって伝播するのも嫌だったから、みんながマスクをする空気になるまではノーマスクで過ごしてみた。

・刺繍の先生も、10月15日の発表会にコーカサス地方の歌で出るんだって。また会えるのがたのしみだなあ。