9月10日(土)と9月11日(日)の日記
9月10日(土)
・夢を見て起きてすぐにメモをしたけれど、「げいのうじんのはたけ。鍋は今度、」と書いてあって、なんの夢だかなんにも思い出せなかった。
・7時起床。今日はピアノ仲間と弾きあい会の日。朝ごはんは、昨日作ったゴーヤーチャンプルがちょこっとだけ余っていたので、ごはんに混ぜ込んで、鰹節をかけて、まぜご飯みたいにした。けっこう美味しかった!8:45には出ていきたかったから、ちゃっちゃか用意をする。でも、意外と時間が経っていて「おっ」ってなった。15分くらい練習をする。昨日のレッスンで指づかいを変更したり、表現方法について先生からの直しが入って、それをまだ消化できていないし、モーツァルトとしての完成度は全然。だけれども、弾いている時に根拠のない安心感があって、「今日は大丈夫」って思った。わたしの数少ない本番の中でも、ピークが合った時に感じる感覚。予定通りに家を出て、電車もすぐに座れてラッキーだった。
・会場の駅について、歩いて行くんだけれども、1個目の歩道橋を渡った後に、「こんな風景だっけ?」ってなってしまって、しばらくうろうろ。蕎麦屋さんっぽい人が道で何かを洗っていたので、思わず聞いてしまった。自分が歩いていた方向であっていたようで、ほっとして歩く。原因は、前回近道して違うところを通ってしまったから、風景が混ざって曖昧になっていたこと。無事に会場にもついた。
・他の人の演奏をじっくり聴きたかったので、さっさか弾いてしまおうとしたけれども、なんやかんやあって最後になってしまった。自分の緊張であんまり聴けてないけど、前回よりは落ち着いて聴けたかな。
・自分の弾く番になる。前回、弾き慣れないピアノでいきなりモーツァルトを弾くのはあまりにも難しいと思った。だから作戦を立てて、まずは自分にとって楽に弾ける曲で、音、タッチ、ペダルを確かめることにした。選んだのは、サティのグノシエンヌ。自分で譜読みしたから、人前で弾くのは本邦初公開。そんなに音数も多くないし、和音のパターンも限られているから楽に弾けると思ったところが大間違い!ひょ、ひょ、ひょ、表現が難しい〜!あと、簡単に弾けそうなところが返って気の緩みを生むのでタチが悪い。解釈もあっているのかわからない。でも、人前に立ってしまったらもう弾くしかない。イメージは、パリのキャバレーみたいなところ。重いお扉が「ギィィ」って開くと、薄暗い店内に寺山修司の映画に出てくるような人たちがいて、タバコの煙が立ち込めていて、そこだけ時間が止まったかのような、妖しげな世界に迷い込んでしまったような。ちょこっとミスはあったものの、世界観は伝わったのかな?最後のみんなで講評タイムでは、意外とウケたことがわかってうれしかった。サティのやべぇ感じが出てたって。曇り空ってのも伝わっていてよかった。
・問題のモーツァルト。この日はモーツァルトを弾く人がわたしを含めて3人で、それも緊張した。でも、みんなの演奏がとてもよかったのでわたしも頑張ろうって思った。第1楽章は、技術的にも難しいし、2・3楽章の譜読みが必死すぎてあんまり練習できてないから、最後まで弾ければよしとした。第2楽章は、1番自分の持ち味を発揮できるところだから、とにかくそこで聴いてもらおうと思って頑張った。第3楽章は、譜読みにすごく苦労したけれど、曲自体がほんとうに朗らかでたのしい雰囲気だったので、そこに助けてもらってたのしく弾けた。作戦も功を奏して、落ち着いて弾くことができた。モーツァルトらしい演奏ができたか、完成度はどうだったかという話になると、全然だと思うけれども、今自分ができることは全て出し切ったと思えるから、後悔はない。でも、弾いてやっぱり思ったことは、モーツァルトはほんとうに難しい。でも、とってもたのしい。 モーツアルトを弾いていると、その音楽に自分の中のいのちがきらきら共鳴するような気がする。
・その後の先生の演奏もとってもよかったし、仲間とお互いの演奏について思ったことを、オープンに話し合う時間が何よりも尊いなって思った。贈り物を贈りあうようだ。と言っても、演奏が終わって力が抜けてわたしはろくな感想が言えなかったけど。次頑張ろう!
みんなありがとーう!みんなのおかげでうまくなってます!!!
・終わったら、お友だち3人でサイゼリヤに行ってお疲れさま会。その中の1人に、きれいな音で弾くコツを伝授してもらった。いっぱい話して、いっぱい笑って、すごーくたのしかった!!!何はともあれお疲れさま〜!みんな頑張った!
・さ、今度は10月の教室の発表会に向けて練習だ。と言いつつ、帰ってから全然関係ない曲を弾きまくってガス抜き。自分の色々な感覚をフルに使ってあたまもこころも溢れてしまう。
9月11日(日)
・今日は講習会を受けに行く日だったけど、昨日の疲れと余韻が抜けなくて、講習中はぼーっとしてしまった。まあしょうがないと思ってぼーっと聴いていた。まあそんな日もあるさ。