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冬の風

今朝は風がものすごく強かった。
強い割にさほど冷たくなく、向かい風に自転車のペダルを漕ぐ足にも力が入る。

風は好きな気象現象でもある。

心地良いそよ風にホッと一息つく瞬間や服を巻き上げるほどのつむじ風に胸がたぎるのも好きである。

なぜか心を動かす風。
風に身を晒しているとなんだか気持ちがリフレッシュされるような心地よさを感じる。
また風向きを感じるのもなんとなく野生的で好きだ。

冬の風にもいろいろ種類がある。地域によっても様々な風があるのだろう。
東京ではあまり風の種類を意識しづらいが、今の季節なら北風小僧が跨って山から降りてきそうな「おろし」や「空っ風」なんてのも冬らしくて好きだ。
「木枯らし」にざわつく枯れ枝の立木なんてのも薄暮の風景にぴったりだろう。

冬の夕暮れといえば穏やかで「凪の風」が吹く湘南、内海の暖かな夕映も良いが、荒野に置き去りにされたような厳しさを感じさせる「海風」が吹き荒れる外房、外海の痛いほどの夕闇も時には良い刺激になる。

冬は厳しい風が吹くと思いきや寒い外から戻って入る炬燵や暖炉の暖かさ、忘年会やクリスマス会などみんなで囲む食卓の団欒などその対比を感じるのもまた冬ならではかもしれない。

最近季節に関する記事が多くなっているがこうしてみると「冬」は自分にとって結構好きな季節なんだなあと思う。

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