ウィッチヘーゼル
ハロウィンメニューを考えていてフッと「ウィッチヘーゼル」が浮かんだ。
ウィッチという事は魔女とか魔法?
ハロウィンにぴったりじゃんと思ってメインはヘーゼルナッツに決めた。
しかし!調べて行くうちに段々「もしかして違うかもしれない」と気がつき始めた。
ウィッチヘーゼルのヘーゼルはヘーゼルナッツの事だと今の今まで疑いもしなかった。
しかしウィッチヘーゼルとは実際はハーブの一種だそうだ。蒸留してハーバルウォーターにしたりそのままハーブティーでも飲めるらしい。
効能はヘアケアや美肌効果があるようだ。
魔女の秘薬っぽい。
ちょっと使ってみたいな。
なんてことを思うようになった自分は前より少しだけ変わった。
ともかくヘーゼルナッツの閃きがあったのでこのままメイン食材で行く。
ヘーゼルナッツだとブラウン系?ヨーロッパっぽいイメージがある。田園風景っぽい?
出た!モワモワとイメージが浮かんでくる。
遠くの峰がうっすら色づき薄い茜色が山裾を染めて木々が風にサワサワそよぐ午後4時のイギリスの片田舎。家の煙突からは夕食の準備が始まったのか薄い煙が立ち上り始める。少し肌寒くなり始めた秋の風。こんな夜はヘーゼルナッツにたっぷりの温かいカラメリゼをかけたらさぞや美味しいだろう。今年最初の暖炉に火を焚べる夜。ナッツのキャラメルフォンデュにホイップクリームとスコーンを添えて•••。
と、こんな風に妄想を駆使して作って行くのが僕のスタイルである。
食材の組み合わせで作る事もあるがたいてい妄想を膨らませてその中で形を作って行く。
物語を作る時も新商品を考える時も妄想から始まる。
思いつきが種になって芽を出し、育って、形ができ始めると逃がさないように即ペンを走らせる。
書くときはスラスラ一気に書く。続きは明日とやっていると感情が変わって続きは書けない。
プロットなんて考えない。ペンの進むまま書くからどう転がるか自分でもわからない。ハッピーエンドを想定していても書き終わればバッドエンドなんてザラにある。
稚拙ながら書いているのが楽しい。
最近は読んでいる時より書いている時の方が没頭する。
気持ちが良い。
話は逸れまくったがとにかくハロウィンメニューの骨格ができて良かった。
ハロウィンまでに間に合いそうである。