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手帳タイム

今朝ラジオで手帳タイムについて「時間を管理するものに時間をかけてどうするんだ」との会話があってリスナーがムッとしたみたいな投稿を見た。
それが良いか悪いかは別として「書くことの魔法」について書きたい。

僕が手帳を使い始めたのは中学生の頃。
とはいえこれはただ持っていたと言った方がいい。
姉がお古になった手帳を僕にくれたのが最初の一冊。緑色のナローサイズ八穴のものだった。今も八穴ってあるのかな?
当時はシステム手帳が流行り出した頃。しかし中学生〜高校生の頃なんて書く予定もなくとりあえず持ってますくらいだった。

意識的に使い始めたのは社会人になってから。飲食業はシフト制なので時間の管理をするために使い出した。その時、時間の使い方を工夫したい気持ちが少しずつ高まっていたのだろう、たまたま読んだ本で時間をブロックで捉えると管理がしやすいと知った。

早速その手帳「アクションプランナー」を買ってきて実践。
当時は役職などなかったので時間から時間で業務が終わる。勤務時間を書き出してみたら意外に空いている時間が多いことに気がついた。

独立の準備もし出していたので「調理師免許」を取得する事にした。
教科ごとに時間を割り振りその通りに勉強してゆく。
そして免許を取得した。

この時が手帳の威力を実感した最初の経験。

その後一気に時間管理の王様「フランクリンプランナー」へ。この手帳は自分の潜在的な価値観を全て洗い出しそれを実現するために計画をたて実践していくという手帳。
これは使いこなすのに相当な修練が必要。
本当に使いこなすのに五年くらいかかったかもしれない。

今の僕の手帳の基礎になっているのが「熊谷手帳」というGMOの熊谷正寿社長が使っている手帳をそのまま商品化したもの。
これは自身でこうありたいという目標を年表にしそれを実現するためにはどうしたらいいかを細分化、ボトムダウンして実践してゆくための手帳。
これは三年ほど使っている。

やりたいことやこうありたいと書くことは潜在意識に残る。

「あなたのやりたいことは何ですか?」と聞かれた時も「ああ、あの時こんなこと書いたな」とか思い出す。もっと進めば「これをやれば少し近づくかな」など行動に移せる。

夢なんて一気に叶うわけはないのだけれど小さな行動も積み重ねればスキルの積み上げにつながってゆく。
その小さな行動を即すのに手帳が活躍する。

書くと行動する割合が一気に上がる。
書いたくせにやらないと「根性ないなあ」と思って反省するがやって結果が出れば「またやろう!次は何をしよう!」と前向きな思考、行動に変えて行ける。

例えば新商品の作成も期限を決めて設定すると、しんどいと思ってもちゃんと締め切りを守って作成できる。

自営業だと誰も注意してくれないので自分で決めて自分で行動してゆくしかない。
また、行動して「良かった事」「悪かった事」も自分で判断しなくてはならないので手帳に記録を残すことはとても大事な事である。

「そんなことして疲れないの?」と思われるかもしれない。

確かにそんな時もある。
多分今がそうなんだと思う。

僕自身の現在だが「ほぼ日手帳」を使っている。
もっとカジュアルに軽やかにしたいと思ったのでほぼ日に変えた。
おかげで夢に向けて力み過ぎず自然に軽やかに行動している。

ベースの十年計画はもちろん基礎なのでこれを元にもっと軽やかに行動したい。

縛られるのは嫌だけどやることは一つずつ実行してゆきたい。
そんな時、上手に活用すれば手帳は非常に有能な秘書になってくれる。

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