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映画『リトル・ダンサー』と小児科医

4Kデジタルリマスター版が公開中の「リトル・ダンサー(原題:Billy Elliot)」(2000)を初鑑賞しました。

母を亡くしたビリーは父が勧めるボクシングやサッカーなどには興味が持てず、学校もサボりがち。そんな中、ダンスフロアが使えなくなったバレエ教室の女子たちがボクシングの体育館で練習をすることになり、彼はバレエに出逢い、のめり込んでいきます。

少年が少女の中に混じってバレエを踊るほのぼの日常映画と思っていたのですが、廃れゆく炭鉱の坑夫で労使交渉が決裂してストライキ中の父兄、認知症の祖母、ゲイの友人、バレエを踊るビリー…。作品の中ではマイノリティの立場にある様々な人々が丁寧に描かれ、なかなかの社会派な作品でした。

登場人物たちの将来のことは分かりませんが、どの人物に対しても優しく思いやりのある描き方をしているせいか、希望を感じることができましたし、個人的にどの人物もみんな好きになれました。こういう作品、大好きです。

それにしても、ビリーのダンスが素晴らしいですね!彼が踊ると場の空気が変わり,全部持っていかれます。

子どもたちにとって “出会い” ってとっても大切だな、と思える作品です。当たり前なことなんですが。。

1984 年、イングランド北東部の炭鉱町。母を亡くした 11 歳の少年ビリーは、炭鉱労働者の父に言われ、ボクシング教室に通わされている。ある日、偶然目にしたバレエ教室のレッスンに興味を抱いたビリーは、女の子たちに混ざってこっそりレッスンに参加するようになる。そしてビリーはバレエの先生ウィルキンソンによってバレエ・ダンサーとしての才能を見い出され、彼女の指導のもとでめきめきと上達していくが......。

filmarks

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