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身体がフィリピンで悲鳴をあげる!

 毎日のように寝る間も惜しんでパーティー、ライブバンド、バーベキュー。そんな生活をしていてただで済むわけがない。

カブヤオ訪問も二週目に突入したある日、身体が突然悲鳴をあげた。

丁度、タール湖という火山湖に観光旅行に行っている最中、同じジープニーに乗っていたゲイの方にナンパされて丁重にお断りした直後だった。

これまで経験したことのないような猛烈な車酔いが身体を襲った。ジープニーを降りてもまったく良くならない。むしろ、どんどん悪化してめまいがし始めた。冷や汗が止まらなくなった。

さすがに異常を感じた私は、一緒に旅行をしていたマーさんと仲間たちに体調の急変を伝えた。

が、ここからがまたまたフィリピンあるあるシリーズなのだが、フィリピン人は病気の人に対する意識がとても薄い。

「何を言ってんの?少し横になってれば良くなるわよ。せっかくここまで来て医者に行くなんてもったいないわよ。あ、火山が見えるわよ。すごーい!」と言うノリで、私の体調異変は無かったことにされてしまった。

ここもポイントになるのだが、フィリピン人で病気になると重症化する人がとても多い。赤子の死亡率も日本とは比べものにはならない。

つまるところ、医療に対する意識が低いのだ。これはお金の問題ではないはずだ。なぜなら、彼らは美容整形やファッション、アクセサリーにはアホかというぐらい金をかけているからだ。

体調悪いくらいだったら、あま〜いおきまりのナポリタン風スパゲティー食べてコーラでもやれば元気になるとか考えている。そして、ライスはいつも大盛り!

話がそれてしまったが、こんな国民性だからいざ病気!となると致命的な重症に至るパターンが多い。

1 心臓病
2 糖尿病
3 高血圧

この3パターンでフィリピン人は亡くなっていく。不思議とガンで亡くなる人は少ない。ただし、白血病は多い。

フィリピン人は危機的状況になってからの緊急医療がメインだが、日本人は悪くなる前に病院にかかる予防医療が中心だ。

当然、致死率が変わってくる。

話を戻すと、その日は夕方まで私は放置されてしまった。タール湖からカブヤオに戻る道が永遠にも感じた。そしてなんとかたどり着き就寝。高熱だった。ほんとうに死ぬかと思った。

フィリピンでの病気エピソードはまだまだ続く!

また次回もお付き合いください。

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