Scratch Jrを使用したプログラミングで学べることは何か
こんにちはK研究員です。
プログラミング教育はやらせてみたいけど、何が学べるんだっけというお父さんお母さんも多いと思うので、今回はScratchJrを使用したプログラミングで何が学べるかをリストアップしてみたいと思います。
Scratchはかなりいろいろなことができるので、極めたらスーパープログラマーだと思うのですがScratchJrはできることが限られているので、これで何を学べるんだろうと思うのも自然かなと思います。
https://note.mu/coding/n/n840b5f14097b
以前こちらの記事でも似たことを書きましたが、息子を見ていてそれだけではない感じもわかってきました。
今回は以下の4つの項目に分けてみていきたいと思います。
1.数・図形の理解
2.言葉の理解
3.ITスキル
4.心の成長
1.数・図形の理解
ScratchJrにはいろいろなところで数を応用する必要に迫られます。そのため下記のような能力が応用するなかで身につきます。
1-1 右矢印に4を付けると4歩右に移動するというように数の大きさとやりたいことを対応付けする
1-2 升目を数えて、何歩動かしたらいいかを考えるなど、抽象的なものを数える
1-3 数字をソフトウェアキーボードで書いたり、プロジェクト名などに書かれた数字を読んだりする
1-4 楕円形や三角形などの図形を組み合わせて絵を描く中で、図形についてどんなものがあるか知っている
2.言葉の理解
同じく、言葉もいろいろなところで必要になります。
2-1 キャラクター名やブロック名、プロジェクト名にひらがなで書かれた文字をよむなどひらがなを読む
2-2 ソフトウェアキーボードでキャラクター名やプロジェクト名を書く、そのために五十音表のどの位置にどのひらがながあるか知っている
2-3 一緒にやるお父さんお母さんとお話しするための話し方を知っている
3.ITスキル
ScratchJrのなかで使うツールはどれも他のツールと基本は同じため、慣れておくことで、ITに入りやすくなります。また、Scratchへの足掛かりとしても有効です。
3-1 タブレットの使い方に慣れる
3-2 ペイントツールの使い方に慣れる
3-3 写真の撮り方や声の吹き込み方に慣れる
3-4 ソフトウェアキーボードが使えるようになる
3-5 初歩的なプログラミングの構文(繰り返しやイベントなど)が身につく
3-6 Scratchへの足掛かりに
4.心の成長
一番気になるのが心の成長かと思います。プログラミングのなかではやりたいことが結構できるので(現実世界ではやりたいといったこともダメって言われてしまうことが多いですが)、自然と自発性がはぐくまれていきます。
4-1 自発的に何かを作りたいと思うようになる創造力がつく
4-2 ただ適当に組み合わせるのではなく、作りたいものを考えて作るようになる
4-3 作ったものを改良したり、一部変えたりしてよりよくしていくことを経験する
4-4 自分でいろいろ作れることで自信が付く
いかがでしょうか。「5才からはじめるわくわくプログラミング」から学んだことは結構多いです。そんなの無理だろうと思っていた、キーボードで名前を付けることや升目を読むことも自分の子供ができるようになったので、プログラミングという目的があることで学ぶ速度が早まっているかもと思いました。