子どもがゲーム・YouTubeばっかりして困る?ゲーム・YouTubeとプログラミング教育は不可分と思うこと。
こんにちは、K研究員です。
プログラミング教育をするときの共通の悩みとして、子どもがゲームやYouTubeをしすぎてしまうのではということがあると思います。
これについて少し考えを書いてみようと思います。
なぜ、プログラミング教育をするとゲーム・YouTubeをしてしまうのか
プログラミングをしようと思うと、iPadやPCは必須になります。もちろん、アンプラグドというPCを使わずに机上でコンピューターサイエンスを学ぶ方法もあるのですが、これはコンピューターサイエンスはある程度学べてもプログラミングを学ぶことはできません。プログラミングの難しさは体験できたとしても、プログラミングの便利さ面白さが体験できないからです。
さて、電子機器があると、そこでゲームをしたりYouTubeをしたりしたくなるのは仕方がないことです。それを避ける一つの方法はプログラミングするときは電子機器を貸すけど、そうでないときは貸さないという方法があるかもしれません。しかしこうすると、電子機器が自分の道具である感覚が持てず、プログラミングも触りしかやらなくなってしまいます。
GIGAスクール構想においてはPCは新しい文房具ととらえるべきという考え方も広がっています。たまにしか鉛筆や消しゴムを貸してもらえないとしたらそれは自分の文房具とは言えないかもしれません。
ゲームやYouTubeがプログラミングに有用なわけ
ゲームやYouTubeの経験はプログラミングに有用です。というのも子供はあのゲームと同じようなものを作ってみたい、YouTuberが動画でやっているようなことをしてみたいという欲求が強く、それがプログラミングを続ける動機づけになるからです。
うちの子もnumberblocksをYouTubeで見るのがが好きでそれをプログラミングしようとします。
また、プログラミング環境にはゲームとくっついているものもあります。
特にマインクラフトはそもそもがゲームですので、ゲーム部分をやらずにプログラミング部分だけやってもあまりピンとこないし面白くないでしょう。手でブロックを積むとこんなに大変なことが、プログラミングなら一瞬だという体験がプログラミングの有効性を体験する一番簡単な方法でしょう。
HackForPlayはプログラミングでゲームを作る環境を提供してくれていますが、これもゲームをやったことがなければピンとこないかもしれません。
Hour of Codeもゲーム仕立てのものが結構あります。
じゃあゲーム・YouTubeを禁止できないのか
全面禁止には私は意味がないと思っています。ゲームは絶対ダメだけどプログラミングはOKというのはなかなか難しいし、隠れてやっていたら叱らないといけないですが、叱るのは保護者側も心が痛むし体力を消費します。
ただ、時間を決めた禁止やお約束を破ったら禁止などは小さい子にはよい措置だと思います。それによってお約束の大切さや、時間を守ることの大切さを教えることもできるかもしれません。
うちの子も妻によくiPadを禁止されますが、禁止されたらされたで別のもので遊ぶので、むしろたまに禁止したほうが遊びのバリエーションは増えるかもしれません。
ゲームは悪いことなのか
ゲームはやりすぎるとそればっかりになって外で遊ぶ時間が減るかもしれないし、目が悪くなるかもしれません。ただ、本当にゲームで目が悪くなるのかは実はあんまりわかっていません(私はやり方によっては悪くなるかもしれないとは思っています)
ゲームには良い面もあります。ゲームにはいろいろな文字や数字、文章が出てくるので、それを楽しく読むうちに学校の勉強につながる面もあります。息子はにゃんこ大戦争で日本地図を学びました。
https://games.app-liv.jp/archives/136539
また、ゲームをしたら外で遊ばないのかというとそういうこともないように思います。これだけゲームが広まっても近所の公園には子供がたくさん来ています。うちの子も公園に行くのは好きです。
ゲームを悪いだけのものと思わず、ゲームから何を学んでもらうか考えてついでに教えてしまう、ゲームばっかりやっていたら散歩に誘うというような行動をするのがいいように思います。
まとめ
プログラミング環境にはゲームをとっかかりにするものも多いですし、プログラミングを学びたいモチベーションはゲームやyoutubeだったりします。それを全面禁止してしまうと親も子もつらくなってしまうのでプログラミング教育をしようと思ったら何かお約束を決めて許可するのがいいでしょう。
また、ゲームの中から何かを学ばせる姿勢も重要に思います。
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