仮面ライダーオーズを全話+復活のコアメダルをAmazonプライムで見た話
K研究員です。
久しぶりのブログですが、仮面ライダーオーズ(2010年頃)を子供と一緒にAmazonプライムで全話見てきました。全話無料で見れます。映画復活のコアメダルは有料ですが300円くらいだったと思います。
今14年前の作品を見てもつまらないのではと思うかもしれませんが、世の中も映像技術もそんなに変わってないので問題なく見られます。リアルタイム視聴にない利点としてはいつでも見れるので毎日1話消化していけば2ヶ月くらいで見れるので子どもが飽きないし見逃しもありません。おもちゃもメルカリで安く買えます(バンダイさんごめんなさい)。
結論すごく面白かったし子供も夢中になってみてくれました。現代と違うのは、iPhone、iPadが出始めの時期でアンクというキャラクターがiPhone4GやiPadを使う以外みんなガラケーを使っていることぐらいです。
では結末などは言わないように気をつけながらネタバレを少なめに感想を書いていこうと思います。ちょうど見ようとしていた人は見てから読んでいただいたほうが良いかと思います。
あらすじ
800年前の錬金術師達が作ったメダルによって、メダルから生まれた欲望の怪人グリードが現代に蘇ります。偶然居合わせた主人公である火野映司(以外作品内の呼ばれ方に合わせて映司くんと呼ぶ)はメダルの力で仮面ライダーオーズとなり、グリードやグリードが人間の欲望から作り出した怪人ヤミーと戦いを繰り広げていきます。
子供に優しめ
仮面ライダーシリーズの中には一般市民が怪人にどんどん殺されていくようなものもありますが、オーズはたまに人が死ぬことはありますが、そんなに死にません(プテラノドンのヤミーに消された人がどうなったのかとか気になるけど)。割と安心して見ていられます。ストーリー自体はシリアスですが随所にコメディを含むコミカルな仕上がりです。仮面ライダーあるあるですが、基本ずっと同じ街で生活していて怪人から来てくれるので箱庭感も良い感じです。
テーマは欲望
オーズのメインのテーマは欲望でしょう。基本的には人間の欲望から作られたヤミーを2話ぐらいでやっつけて事件を解決するというストーリーが繰り返されていきます。
序盤は強盗とか暴飲暴食とかニートおじさんのタケシとかわかりやすい欲望から作られた怪人と戦います。一方で主人公の映司くんの欲のなさから発せられる何気ない言葉が欲望の怪人の元となった人に気づきを与えていきます。
中盤になると、恩人に恩返しがしたいとか正義の味方になりたいみたいな、一見悪くないことが欲望として利用されるようになります。人助けをしたい気持ちが暴走すると逆に人を傷つけてしまうことが語られます。ここでも映司くんの欲のなさが気づきを与えていきます。「守るのはこの手が届く範囲って決めてる」というようなセリフは印象的でした。
しかし終盤になると、(これも仮面ライダーあるあるですが)、メダルの力を使いすぎると暴走する危険性が語られ、映司くん自身の欲望を見つけることが必要と言われます。しかし自分の欲望と向き合えない主人公の葛藤が描かれ、仲間達も主人公に戦って欲しくない想いとグリードを倒してみんなを救いたい想いに葛藤する様が描かれます。欲張るのは悪いことなのか良いことなのか、そこに1つの正解はないというメッセージが込められているように思います。
脇役の仮面ライダーバースの活躍も楽しい
仮面ライダーあるあるとして、2人目のライダー(2号ライダー)はだいたい弱いというのがあります。ドラゴンボールで言えば悟空に対するベジータ、ダイの大冒険で言えばダイに対するポップと言った位置づけでしょうか。
とは言え本作ではそこまで弱すぎることもなく結構活躍しています。引き立て役的な存在でもあるのですが見どころも多いのがよかったです。
なんか今思うと豪華
当時はまだ少子高齢化が進んでおらず予算があったのかもしれませんが、グッズやオープニングテーマや挿入歌などが多いです。オーズのメダルがかなりいっぱいあって楽しいです。メルカリで買えますが、組み合わせによってシャチ、ウナギ、タコのメダルでシャウタなどコンボを発動でき、それを全種類集めようと思うとやはりお金がかかります。作中でてきたコンボは全て歌が設定されていて、歌のタイトルはダジャレになっています(シャウタはShout outなど)。
映画 復活のコアメダルは賛否両論
10周年記念映画の復活のコアメダルでは本編から10年後の世界で復活したメダルの王によって人類がほとんど滅びてしまった世界が描かれます。本編で救ってきた人々や街が滅んでいるのも残念ポイントですが、レビューなど見ると、本編のテーマでもあった「欲望って必ずしも悪いものでもないよね」という世界観から乖離してないかという意見も見られました。大人として見ると俳優さん達も10年の月日が流れて化粧で頑張って昔の雰囲気を再現している同窓会感は面白かったし、俳優対談も面白かったのでそういう世界線もあり得たくらいに見るのが良さそうです。
そんなわけで
仮面ライダーの旧作を今から観るのはオススメですし、子供がいる時点で見るとまた違って見えるところもあります。ちなみに今は仮面ライダービルドを観ています。Amazonプライムで観れる作品は幾つかあるので色々観てみたいなと思っています。