[Minetest]ラズパイでサーバー構築(中級)
お疲れ様です。「やきそばん」のY研究員です。
9月入学の話がいきなり盛り上がってきましたが、どうなんでしょう。学びの世代間格差を作らないためにも、個人的には賛成します。不満が出るとすれば、会計年度とのズレを気にする人か、大学で無理やりオンライン授業を用意させられた先生方でしょうか。あとは「夏休みの宿題」の位置づけも変わりそうですね。
枕が重くなりました。今日はラズパイでMinetestサーバーの構築を調査したのでその報告です。ちょうどUbuntu20.04が出たので使ってみました。ラズパイはPi3を使ったので、まあまあ重いんですがなんとかなりました。
イメージは下記からダウンロードしてください。Pi3だと32bitの方が軽快に動きました。64bitは重くてターミナルも苦しかったです。
かなり前に書いた記事で、Debianのレポジトリから入るMinetest-serverはバージョンが古いと書きましたが、ちゃんと調べたところVer5.2が入ると分かりました。
ここからはラズパイをセットアップしてSSHで繋がってる前提で話をすすめます(詳しいやり方は2つ前のリンク、Ubuntuのページに書いてあります。ただしデスクトップは入れないほうが良いと思います。Pi3でLubuntu-desktopを入れましたが重すぎました)。
ログイン後のインストールコマンドは下記のとおりです。
sudo apt install minetest-server
# インストールからの起動!しかし
minetestserver
みたいな調子で意気揚々に起動すると、あっさりエラーが出ました。
terminate called after throwing an instance of 'FileNotGoodException'
what(): Failed to open log file /var/log/minetest/minetest.log: Permission denied
Aborted (core dumped)
ログファイルに書き込み権限を持ってないみたいなので、以下の通りに調整しました。(自分でソースコードからコンパイルする方法もあるんですが、いかんせん貧弱なCPUなので時間も掛かりそうで回避したいところです)
# グループに追加
sudo usermod -a -G games ubuntu
# グループgamesにも書き込み権限を付与
sudo chmod 664 /var/log/minetest/minetest.log
これでサーバーが起動するはずです。
ubuntu@ubuntu:~$ minetestserver
2020-04-30 20:09:23: [Main]: Automatically selecting world at [/home/ubuntu/.minetest/worlds/remote_world]
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2020-04-30 20:09:24: ACTION[Main]: World at [/home/ubuntu/.minetest/worlds/remote_world]
2020-04-30 20:09:24: ACTION[Main]: Server for gameid="minetest" listening on 0.0.0.0:30000.
というわけで無事に起動できました。小技としてtmuxを起動して、その中からmietestserverを起動すればSSHを切断してもプロセスは生き残ります。
このように家庭内Minetestサーバーを用意できれば、家族で遊べますね!
さて、構築したサーバーのワールドを散歩していたところ、リンゴと白樺とジャングの木が一緒に生えている怪しい植生の島に行き着きました。まあ仮想現実なので良しとしましょう。
それではまた。