
42分待ち?無料のマインクラフトサーバー Aternosの使い方紹介。CoderDojoでの活用(安全性)も考えて試してみました
こんにちは、K研究員です。
マインクラフトで離れた人とマルチプレイをしようと思うと、サーバーが必要になりますね。公開サーバーに参加させてもらうのも手ですし、自分でレンタルサーバーを借りるのも手ですが、たまにしか使わないなら無料も検討したいですね。そういうわけで、無料のマインクラフトサーバー Aternosを試してみました。
次回のCoderDojoでは実際にサーバーを準備しようと思います(結構手間がかかるのでミスったらごめんなさい)
Aternosって何?
ドイツの会社が運営しているマインクラフトサーバーの基本無料ホスティングサービスです。基本無料なので広告が結構出ますし、お金を払うとよりスペックを高めたサーバーを一時的に借りることもできます。結構メジャーなようで、Aternosについて書かれた記事は結構出てきます。twitterなどを見ていると国内利用者も多そうです。
Aternos使い方
こちらにアクセスします。まずはユーザー登録が必要になりますが、googleアカウントなどを持っていると簡単に登録できます。
サーバーを作成という画面が出るのでJava版か統合版かを選んで「作成」を押します。統合版のサーバーとJava版のサーバーを選べるのですが、無課金にはどちらか1つしか選べません。推奨されているかはわかりませんが、複数のアカウントでやればもう一台サーバーを作れると思います。
作成するとこのような画面が出ますが、広告をオンにするように促されます。広告をオンにしなくても進めますが、私は運営にお金が入らないのもよくないと思いオンにして進めます。
起動ボタンを押すと、起動する順番を待っていますという表示とともに左側に起動する目安の時間が出てきます。42分後!!!
混んでないときだと8分とかだったりもします。ここで注意点があります。42分待って起動できるようになったちょうどその時に起動ボタンを押さないと、また待ち時間がリセットされます。なので1時間後にもう一回見てみようとかするとまた30分待ちみたいになってしまいます。一応通知は来るので、PCに張り付いていて起動できるタイミングを待つ必要があります。
起動できると下のような画面になります。
ついにオンラインに!
さて、ここでさらに注意点があります。左上に6:18というタイマーが出ていると思います。これはこの数字がゼロになる前に誰か一人でもマインクラフトの世界に入ってこなかったらサーバーが落ちるということです。
あらかじめ準備しておいて急いで入りましょう。
入り方はダイレクト接続というダイアログのIPというところの文字列をコピーしてマルチプレイに参加したい人にメールなどで配ります。ここで参加する側とサーバーのバージョンがあっていないと参加できないので、バージョンも忘れずに伝えます。
バージョンは、下のバージョンという欄で確認でき、横の緑の矢印ボタンから変更することができます。
サーバーの設定からいろいろ設定を変えることができます。これは起動前にもできます。CoderDojo用途ならクリエイティブがいいですね。
設定はプレイ中でも瞬時に変更されるようです。
Aternosのマインクラフトへの入り方
参加する側(同じPCでもOK)では、
マインクラフトを起動し、Multiplayerを選び、
Direct Connectionを選び、先ほどサーバーのアドレス(xxx.aternos.me)をServer Addressという欄に入れます。
入れました!!
一人しか入っていないのでわからないですが、一人だけなら重いとかラグなどはなくスムーズに動いていました。
CoderDojoで使うという視点で考察
さて実際使えるでしょうか。まあちょっとめんどくさいなという印象はあります。まずかなり待たされるので1時間前からの準備は必須です。また、時間が近くなったら張り付いていないといけません。無料なので途中で切れても文句は言えないところもあります。実際に切れてしまうことがあるかわかりませんが、切れてしまったらまた起動するのに42分かかります。
とはいえ無料なのは大きいかもしれないですね。サクラのVPSなどでも年間4000円ぐらいはかかるので。あと、サーバー管理しなくていいという利点もあります。
安全なの?
私見ですが、プレイする側には特に危険はないように思います。プレイする側からは普通のマインクラフトサーバーと区別はありません。
サーバーを運営する側はどうでしょうか。サーバー側も広告を踏んで悪質なマルウェアなどを入れられてしまう可能性は全くなくはないですが、そのような広告は今のところ見ていないですし、一定のリテラシーがあれば、仮にそのような広告を踏んでしまったとしても、ダウンロードしない、対策ソフトで適切に除去する、ということをしていれば大きな危険はないように思います。
また、サーバーアドレスが比較的推測されやすいので長い間サーバーを建てておくと荒らしに狙われるかもしれません。ホワイトリスト機能を活用するなど対策も必要になってくるかもしれませんが、あくまでマインクラフトの世界に閉じた話になるかと思います。
とはいえ、安全性を保障することはできませんので、一定のリスクを考慮して慎重に使用していただけたらと思います。
そもそもなんでサーバーが必要なの?
近くの人とマルチプレイするならサーバーが要らないのに、なぜ離れた人とマインクラフトをするのにサーバーが必要になるのでしょうか。インターネット上で通信をしてゲームをするにはお互いの住所のようなもの、アドレス(IPアドレスなど)が必要になります。同じネットワークにいる人のアドレスを探すのは比較的簡単で、ネットワークに接続している全部の機器に「マインクラフトやってる?」と投げかけてやっている人を探すことができます。しかし広大なインターネットではそれは大変です。では事前にアドレスを教えておけばいいじゃんということになるのですがこれも難しいです。IPアドレスは192.158.100.100というような0~255の数字x4であらわされるのですが、そうすると43億個しかアドレスを表現できません。43億というと多く感じるかもしれないですが、世界人口はもうすぐ80億人ですし、我々はiPhoneにiPadにPCと一人でいくつもの機械を使っているのでとても足りません。会社はもっと持ってますしね。そんなわけで、普通の家庭のインターネットではその家でしか使えないローカルなIPアドレスがふられています。なので遠くの人とつながることができません。では自分のPCにグローバルなIPアドレスをふればいいでしょうか。そういうサービスもありますが、グローバルなIPアドレスをふってしまうとそこに攻撃してくる悪い人もいるので、対策が必要になってきます。対策がされたサーバーならいいのですが、プライベートな写真もデータも入っている個人のPCではそういうことはなるべくしたくないですよね。ということで長くなりましたが、サーバーを建ててマインクラフトを遊ぶのが手っ取り早いということになります。
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