コンピュータクラブハウス加賀「STEAMクラブ」、加賀十万石まつりでプロジェクションマッピングを披露
こんにちは!石川県で、加賀市から運営委託を受けている「コンピュータクラブハウス加賀」の館長、村上です。
先日、コンピュータクラブハウス加賀の中高生が主体となり地域イベントでプロジェクションマッピングを披露しました。今回は、イベントの様子とともに、このプロジェクトに参加している子どもたちについてご紹介したいと思います。
加賀十万石まつりでプロジェクションマッピング
「加賀十万石まつり」は、世界に誇る石川県の名陶「古九谷(こくたに)」発祥の地として産業の発展と振興を願って開催される地元密着型のお祭りです。加賀市の保育園や幼稚園の子どもたちのマーチングバンドや、中高生の吹奏楽、厄払い餅まき、輪踊り、たくさんの出店で賑わう地元ではとても有名なイベントです。今年は、9月14日(土)・15日(日)の2日間で開催され、地域の子どもたちが大勢集まりました。
私たちコンピュータクラブハウス加賀(以下、CCH)は今年初めてブースを出展させていただきました。子どもたちの作品を展示したり、普段CCHで行うことのできる活動の一部をお祭り会場へ持ち込み、来場者へデジタル機材を使った創作活動の体験をお届けしてきました。
それだけでなく、イベント会場のメインステージで、子どもたちが制作したプロジェクションマッピング映像を披露する機会をいただくことができました。
6月にこのお話をいただいてから9月のお祭り当日まで日が短かったため、映像制作未経験の子どもたちにとって、かなり大きなチャレンジでした。わずか3ヶ月間で、彼・彼女らが本格的な映像ソフトを使って作品を作り上げたことを、我ながらとても誇らしく思います。
▼実際の様子はこちら
このプロジェクトに参加した子どもたちからは、
といった声を聞くことができました。
今回のイベントプロジェクトは、彼ら一人一人の自信に繋がっていると感じています。
また、その場にはじめて居合わせた子どもからは、「丸が点滅するのどうやってやったの?」「面白かった!」との感想や質問があり、とても嬉しかったです。
助成によって実現した企画
ちなみに、晴天の野外でステージに映像を写すためには、高光度(光がとても強い)のプロジェクターが必要になります。大変高価なものなので、野外イベントではレンタルが一般的です。
私たちはそのように高価なプロジェクターを持っていないため、イベントでプロジェクションマッピングを実施するには、プロジェクターのレンタル代を捻出する必要がありました。このイベントに限らず、CCHの子どもたちが制作するデジタルな作品を展示するためには、専用の機材が必要になることが少なくありません。
そのような中、この春新しく設立されたロート子どもの夢基金と、十万石まつり実行委員からの助成によって、今回のプロジェクトを実現することができました。大変貴重な機会をいただくことができ、本当にありがたい限りです。
コンピュータークラブハウス加賀「STEAMクラブ」
さてさて。今回のプロジェクトに参加した子どもたちについて、ご紹介していきたいと思います。
CCHでは、今年、新しいチャレンジとして中高生のための「STEAMクラブ」を立ち上げました!異なる学校の子ども同士が知り合うきっかけや、同じ興味関心を持つ友達と一緒に継続的に作品作りに取り組む機会、出来上がった作品を披露する場を提供することで、子どもたちのより良いキャリア形成に繋げられたらと考え設立いたしました。
具体的には、以下の4つのコースを設定して、それぞれのコースへ入部してもらいます。
音と光のプロジェクションマッピングコース
加賀市や地元企業とのコラボなど、街の活性化につながるようなイベントとして、各地域のお祭りなどで子どもたちが作ったプロジェクションマッピングを投影します。里山ランドスケープコース
人間と自然が共生できる未来の里山を構想し、3Dモデルでのジオラマ制作を行います。映像ドキュメンタリーコース
海外ルーツの子どもたちの生活(バイト、習っている日本語、暮らしなど)について取材を行ったり、異文化交流NPOの事務局の方やALTの先生にインタビューを行い、それらをまとめて映像を制作します。ゆるワーク
自主テーマのため、個人的に解決したい身近な課題解決やロボットコンテスト(WRO、ロボレーブ)、アートやデザインのコンペティションに向けて作品を制作します。
5月から9月まで”仮入部期間”と称して、毎週土曜日に様々な体験イベントを実施。これまでに延べ53名の子どもたちが、クラブ活動に参加してくれました。この体験イベントをきっかけにCCHを知ってくれた子どもたちもいるので、私も本当に嬉しく思います。
部活は10月より本格始動します
9月までの仮入部期間では、単発のイベントでの参加がメインでしたが、10月より部活動はいよいよ本格始動します!
部員の子どもたちは上記4つのコースのいずれかに所属し、メンバーと一緒に継続的に作品制作に取り組みます。
また、先ほどご紹介したロート子どもの夢基金からの助成を通じて、各分野の第一線で活躍するプロフェッショナル講師を招く予定です。
学校の垣根を超えた部活動のような取り組みは、私たちにとっても初めてのことです。様々な学校から集まった子どもたち同士に、どんな化学反応やドラマや友情が生まれていくのか。また、実社会で活躍する大人であるプロフェッショナル講師との交流によって、彼ら自身が描く自身の未来や夢が、どのように広がっていくのか。
STEAM部の顧問である私は、とても楽しみでワクワクしています!
今後、部活を通じて子どもたちが制作する作品は、それぞれのポートフォリオとして制作し、今回の加賀十万石祭りのように様々な機会を通じて発表していく予定です。
最後までお読みくださりありがとうございました。ぜひSTEAMクラブの子どもたちを応援していただけると嬉しいです。
9月までの仮入部期間では、単発のイベントでの参加がメインでしたが、10月より部活動はいよいよ本格始動します!
部員の子どもたちは上記4つのコースのいずれかに所属し、メンバーと一緒に継続的に作品制作に取り組みます。
また、先ほどご紹介したロート子どもの夢基金からの助成を通じて、各分野の第一線で活躍するプロフェッショナル講師を招く予定です。
学校の垣根を超えた部活動のような取り組みは、私たちにとっても初めてのことです。様々な学校から集まった子どもたち同士に、どんな化学反応やドラマや友情が生まれていくのか。また、実社会で活躍する大人であるプロフェッショナル講師との交流によって、彼ら自身が描く自身の未来や夢が、どのように広がっていくのか。
STEAM部の顧問である私は、とても楽しみでワクワクしています!
今後、部活を通じて子どもたちが制作する作品は、それぞれのポートフォリオとして制作し、今回の加賀十万石祭りのように様々な機会を通じて発表していく予定です。
最後までお読みくださりありがとうございました。ぜひSTEAMクラブの子どもたちを応援していただけると嬉しいです。
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