何のためにDXをしますか?【Kani(カニ)のひとりごと】
DXという言葉はだいぶ浸透し、取り組む企業も多いですが、その一方で「あまりうまくいっていない」というご相談を受けます。
多くの企業さんたちをヒアリングしてわかったのが、
に原因があるということ。
自分の部門や業務にどう影響を与えるかが見えないと、技術を導入するのは怖いですよね。また、技術がどのようにコストを削減し、スピードを上げ、業務効率化につながって売り上げを伸ばせるのか。
そこが明確になっていないまま、DXを推進している企業が多いように思います。
よくわからないものを中途半端な理解で導入して、望んだ効果は得られるのでしょうか?
技術を理解していないために、ビジネスの成果が生まれないのです。
日本では、ソフトウェア開発者は解決策を作るだけとみなされがちですが、アメリカや世界では違います。ソフトウェアエンジニアは専門分野として扱われており「どんなシステムにするか、どんなツールを取り入れるか」などは彼らが決定します。
DXは、ただ導入するだけではなく、企業全体の思考や行動、ビジネスモデル、ツール、業務のやり方などを変える必要があるんですね。
この点からも、外注ではなく、社内にいる人が手掛けたほうが、ビジネスのスピードが上がることはお分かりいただけると思います。
知識とは競争力です。会社でDXを導入するならば、全員が基礎的な知識を持っておく必要があります。
これらの人たちの役割、答えられますか?
営業や経理の人たちが何をする仕事なのか、何ができるのかなどがわかっていないと、仕事上で協力・連携することは難しいですよね。
これと同じことで、もし、あなたの会社がソフトウェアを使っているなら、ソフトウェアに携わる人たちがどんなことをしていて、何ができるのかを知っておく必要があります。
ちなみに、業務でパソコンを使っているなら、ソフトウェアを使用しています。つまり、DXを進めている、進めたいすべての会社で働く人は、コードが書けなくてもいいので、基礎的な知識を身に付けてほしいと僕は思います。
例えば「AWS」「IDE」「Ruby」などが何なのかを1文で言えるくらいの知識量は持っているのが望ましいですね。これだけでDXはグッとスピードが増し、ビジネスが加速します。
と言っても、組織全体への導入は難しいかもしれません。そこで、リーダーポジションの方向けの研修を用意しました。ご興味ある方は、ぜひこちらのフォームからお問い合わせください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?