アナログのこだわり
こんにちは!
人のつながりの中でイノベーションを創造中の小寺です。
AIやロボティクスの技術は年々加速の一途をたどっています。
アナログだった仕事も、次々と自動化が進み、人の領分の仕事というのは、徐々になくなりつつあります。
機械化だけでなく、日々の作業なども極力オペレーションを組み、人の手によって自動化していく流れが増えてきました。
今や集客すらも、自動化できると謳っている人もいます。
ただ、商売の根幹においては、やはり自動化してはならない、アナログにこだわり続けるべき部分というのがあると思います。
眼鏡のOWNDAYSの社長である、田中修治さんの話を聞いいて、アナログのこだわりが垣間見えた話があります。
例えば一般的な小売店で、多店舗展開していたとして、売上が伸び悩んでいたらどうするてしょう?
社長や現場監督は、報告書を読み、業務改善を命令するのが一般的です。
しかし、OWNDAYSは違いました。
社長が1店舗1店舗訪れては、「どう?売れてる?」「期待してる、頼んだよ!」とスタッフを激励して回ったそうです。
最初は反応がなかったとしても、来る日も来る日も社長が来ては激励するので、スタッフもついにやる気を出し始めます。
そうして、眼鏡ひとつ、こだわって売ろうという意識が芽生え、OWNDAYSは売上を伸ばしていったそうです。
小売、しかも日用の必需品は売る気さえあれば必ず売れます。それはスタッフのやる気であり、社長の熱意によって売上が決まるという逸話でした。
多くの社長は現場にも出向きません。
社長の領分ではないと割り切ります。
しかし、社長こそ現場を知り、現場の最前線に立つから、スタッフがついていくのだと思います。
特に創業期は、こうした泥臭いこだわりが、明暗を分けるのかもしれません。
僕もどこまでも泥臭く、現場主義で経営していこうと思います。