今目指している目標は本当に目指したい目標か?
こんにちは!かけだし社長の小寺です。
新年度になり、街では新卒社会人の姿をよく目にするようになりました。
この時期になると、いつも僕は初心に戻ることを大切にしています。
新卒の時期は良くも悪くも世の中を知りません。
それ故、夢や目標にも制限がありません。
僕も新卒1年目の頃には、よくビックマウスで吠えていました。笑
「この会社で最速で駆け上がるんだ!」
「世の中をかえるサービスをつくるんだ!」
などなど。
新卒の目には純粋に希望しか写りません。
個人的には素敵なことだと思います。
ただ、これが、2年、3年と年次が過ぎるとどうでしょう。
だんだんと世の中や会社の現状が見えるようになってきます。
すると、「まぁこんなもんだよね」と当初描いていた夢や目標を下方修正して、諦めていく人が多いように感じます。
「諦めることを覚えたら大人」
という、最悪な思想を植え付けられることもあります。
そして、怖いのは、下方修正した目標を、いつしか、それが自分のやりたかった目標だと思い込むようになることです。
当初はハワイに行きたい!と言っていたはずなのに、自分が乗っている乗り物が車と知った途端、視野が急に国内に向き、いやぁ自分は箱根がいいんですよね、と自分に言い聞かせている状態です。
(箱根が悪いと言っているわけではないので悪しからず。箱根は僕も大好きなスポットです。)
何が言いたいかというと、社会人年次が経つと、いつしか夢や目標は、本当にやりたいことから、現状から考えてできそうな目標に成り下がってしまうということです。
中には、やりたいことはない、夢もない、という人もいます。そんな人に、「宝くじで10億当たったら何をしたい?」と聞くと、スラスラとやりたいことが出できたりします。
要は、「ない」のではなく、「できない」と思っているだけなのだと思います。
そのことに、どこかでハッと気づいて危機感を持てれば良いですが、それで良しとしてしまう人が世の中多い気がしています。
何を隠そう、僕もその1人でした。
ビックマウスで理想を掲げていたはずなのに、いつの間にか業務に追われ、身のほどをわきまえるようになり、惰性で毎日を生きてしまっていました。
ただ、世の中には、本当にやりたいことを、純粋に追いかけている人達がいます。
そういう人たちに出会った時、ハッと我に返った覚えがあります。
自分が行きたい場所は、本当はハワイだったと。
そこからは、ハワイに行くための乗り物、努力に切り替えました。
現状から考えて行けるかどうかではなく、行けないと思ったのなら、思い切って乗り物を変えようと思いました。
慣れとは怖いものです。
人は無意識のうちに低きに流れがちです。
定期的に自分を客観視して、
「おまえが行きたかった場所は、本当にそこか?」と自分に問い直す。
その事を思い出させてくれるのが、この新卒溢れる新年度の時期です。
みなさんは入社当初どんな思いを持っていたでしょうか?
今はその思いに向け、突き進んでいるでしょうか?
もしそうではないとしたら、1度の人生、本当は何をしたいでしょうか?
仕事のための人生ではなく、人生のための仕事です。
日々の業務に追われている人ほど、もう一度自分の目的地を見直し、目標を再設定するいい時期かもしれませんね。