自分の言葉に厳密になる
こんにちは!かけだし社長の小寺です。
僕は「できなかった」「行けなかった」という言葉を極力使わないようにしています。
上記の言葉は、責任転嫁の言葉だからです。
能力の問題や物理的な制約があってできないならまだしも、大概のことは何かと天秤にかけて、「しない」ことを選択しています。
例えば、人と会う約束をしていたとして、
「体調不良で行けません」
「残業があって行けません」
「お金がなくて行けません」
という理由で断ることはあるかもしれません。
ただ、これらは「行けない」のではなく「行かない」ことを無意識レベルでも選択しています。
その人と会うことより、自分の体調や仕事、お金を優先的に選んだということです。
仕事や体調は仕方ない、という意見もあると思いますが、ではその予定が「人と会うこと」ではなく、「自分の親が病気で倒れた」とかならどうでしょうか?
仕事なんてさっさと切り上げて、多少の体調不良なんて我慢して、お金を借りてでも駆けつけると思います。
それだけ優先順位が高いからです。
能力や物理的制約があってできないことはあるかもしれません。ただ、少なくとも時間調整と行動の選択に関しては、完全に自分の裁量です。
「できなかった」のではなく、「しなかった」です。
「行けなかった」のではなく、「行かなかった」です。
全ては自分が選択しているということを自覚しなくてはいけません。
何を優先するかは、もちろん個人の自由だと思います。
ただ、ここで言いたいのは、自分の選択の結果であるにも関わらず、無意識的に状況のせいにして、受動的に「できなかった」と思い込んでしまう思考がヤバいよね、ということです。
そもそも行く気がない、優先度の低い予定を断るならまだしも、(それでも約束を反故にするのはどうかと思いますが)、本来なら自分にとって最優先にすべき大事な予定に対しても、「こういう状況だからできなかった」と思ってしまっていたら末期です。
「できない」の言葉の背景には、何かに責任転嫁したい、現実逃避したいという気持ちが含まれているのかもしれません。
「できない」のではなく「やらない」選択をしている、無意識に他のことを優先している、ここを厳密にし、自覚しておくだけでも、本当に大事な選択に迫られた時に、判断を見誤らずに済むと思います。
自分も改めて、自分の言葉に厳密にし、全ては自分の選択であることに責任を持っていきます。